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雪さんすきすき日記
by 氷室 万寿
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■続・「Pizza Titan Ultra」のこと
昨日は会社の忘年会。連休の疲労が抜けないのでお酒は控えたが、22時まで続いて帰宅する頃にはへとへとに。そして、今日の午前中に寒い部屋で打ち合わせをしたのが追い打ちをかけて、午後になったら腹痛やら焦点が定まらないやらでとても仕事にならないので早退してきた。コミケ前に体調を崩すわけには断じてならない。
少し寝たら大分体調が回復してきたので、何とか年内に書いておきたかった「Pizza Titan Ultra」(Breakfall)の感想を。
ロボットの姿をしたピザ屋を操作して、ライバルのチーズボーグの妨害を排除しながらピザを宅配する三人称視点の3Dアクション。
操作は移動と腕での攻撃、足での攻撃、ジャンプ、ローリング、ダッシュ、ウルトラパワー。攻撃は自機の挙動(歩行、ダッシュ、ジャンプ)により変化する。ローリングは転がっての緊急回避。ジャンプは押しっぱなしで短時間飛行できる。ウルトラパワーは機体ごとに異なる効果で、高速ダッシュ、レーザー、バリア、アイテム引き寄せの4種類がある。
ゲームの流れは、マップ内に目標となる建物が示されるので、そこに向かってピザを届けるの繰り返し。途中、妨害してくる敵は攻撃で倒すことで売り上げとなる。また、街の中にはお金や制限時間を延ばすアイテムが配置されており、宅配の最中に回収して売り上げや制限時間を増やしていく。面構成は24面からなる本編とチャレンジに分かれており、本編では物語に沿ってそれぞれの面に定められた課題を達成することが目的で、チャレンジは制限時間内にどれだけの売り上げを上げられるかを競う。1つの街は本編の3つの面とチャレンジで構成され、そこで得られた売り上げを使って街を購入し、商売範囲を広げていく。
自機は体力制で、敵の攻撃を受けると体力が減少し、無くなるとその時点で終了。また、制限時間が無くなっても終了となる。
巨大なロボットが地を駆け、空を飛び、転がり、敵の兵器と大立ち回りを繰り広げ、そしてピザを届けるという突拍子もない発想だが、やはりピザが大好きな国の人なら普通に思い描くようなことなのだろうか。ピザを注文をした客のマンションに拳を突っ込んでピザを届けるという豪快さが実に痛快で、Steamのムービーでこの場面を見て即ウィッシュリストに入れた。
設定も突飛なら、注文する客の方も最初から最後まで癖の強い人、あるいは人以外の生き物ばかり。注文の動機も、普通にピザを食べたいという人もいるにはいるが、問題解決の手段としてピザを頼む人も多く、そして実際にピザを届けると問題が解決してしまう。ピザ万能すぎ。また、宅配中に敵との戦闘などで「うっかり」街を破壊してしまっても、街を破壊しない課題のある面以外であれば何のお咎めも無しという、ここの住人はどれだけピザに寛大なのかと。という感じで、ピザを中心とした特異な世界観がとにかく強烈な個性を放つ作品である。というか、端的に言ってバカゲーの部類に入るだろう。
なお、日本語には対応していないのだが、割と平易な英語なので、単語の意味を調べていけば物語を追うのもそれほど難しくはなかった。
と、設定はバカゲーだが、ゲーム内容は至って真面目な3Dアクション。街に点在する客のマンションをいかに効率よく回って売り上げを伸ばすかが要求されるが、それと同じくらい敵を倒したり落ちているお金を回収することも重要であり、さらには通常面では課題の達成についても考えなければならず、その場その場での判断が常に要求され続ける内容である。また、建物を破壊してもお咎めは無しだが、移動速度が低下するという不利益は被るので、やはりなるべく街は破壊しないで進んだ方が有利だとか、敵の高度が地上、空中、高高度の3種類に分かれており、それぞれ足での攻撃、腕での攻撃、ジャンプ攻撃を使い分ける必要がある、敵によっては手順を踏まないと倒せないなど、かなり細かいところまで考えられて作られた作品という印象を受けた。
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12月27日(木)
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