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雪さんすきすき日記
by 氷室 万寿
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■続々・「AGARTHA」のこと
 9時半頃起床。午前中はイオンモールに行って新しい服を買ってきた。そのついでにフードコートに寄ってみたのだが、予想以上に充実していて驚き。まさか、地元にペッパーランチがあるとは夢にも思っていなかったのである。ちなみに、食べたのは銀だこ。
 午後は診察。もう睡眠導入剤に頼らなくても良くなったので、今回で薬を1つ減らすことができた。めでたい。

 「AGARTHA」(神奈川電子技術研究所)の感想を。
 8人の冒険者が、地底深くの理想郷「アガルタ」を目指して探検する2Dアクションゲーム。
 操作は左右移動とジャンプ、ショット、武器切り替え、ショット方向固定、自爆。最大8人の冒険者から1人を選び、次に探検する面を選択。その面のゴールに到達するとクリアとなり、次の面に挑戦することができるようになる。特定の面にはボスが登場する。
 地底は砂や岩、草、水、氷、溶岩、オイルなど多数の地形で構成されている。そして、これらの地形は自然現象そのままの振る舞いを見せる。例えば、水を熱したら蒸気になり、その蒸気を冷却すると水に戻り、更に冷却すると氷になる。その他にも溶岩は冷やすと岩になり、オイルに火を付けると燃えて無くなるなど、様々な自然現象がセルオートマトンを利用して再現されているのがこの作品の大きな特徴である。
 また、各冒険者はそれぞれ4種類の武器を持つが、武器は敵への攻撃や地形の破壊だけでなく、加熱や冷却などこれらの自然現象も引き起こすことができるものもあり、それ以外にも移動や物質変化、増殖など多種多様である。プレイヤーは所持している武器で自然現象の変化を上手く引き起こしてして、ゴールまでの道を切り開く。
 冒険者は敵の攻撃を受けたり地形からダメージを受けて体力が無くなるか、水中や地中など息のできない場所に居続けて空気が無くなるとミスとなる。敵を倒すとたまに出現する肉や、地底に落ちている宝石を一定数集めると、新たな冒険者を購入することができる。

 やはり、セルオートマトンによる自然現象の再現がこの作品の大きな見どころであろう。実際の自然現象をかなり誇張して表現しているので、例えば蒸気を冷やして湖を作り対岸に渡ったり、溶岩を冷やしてできた岩の上を渡り歩くなど、プレイヤーの操作次第で劇的な地形変化を起こすことができるのが非常に面白い。というか、普通に水を熱したら蒸気になったり、溶岩を冷やすと石になったりと、セルオートマトンで再現された自然現象を見ただけでも、この作品からは大きな感動を受けた。
 各面ともゴールへの道など用意されていないに等しく、冒険者の前に立ちはだかる地形をどう乗り越えていくかに知恵を絞ることになる。この、道なき道を切り開いて先に進むことに対する手応えが、いかにも冒険しているという感じがして、そこに斬新な魅力を感じた。また、時には待つことで道が開けたり、逆に時間が経過すると手詰まりになったりと、自然現象の変化を上手くゲームに利用したところも感心させられた。加えて、分岐の条件となる隠し出口の場所が実に巧妙で、でも何かありそうな雰囲気がする場所にしっかりと配置されており、隠し出口の存在自体も全体マップからちゃんと推測できるようになっていて、これらの隠し出口を探すのもゲームを進める上で大きな刺激となり楽しめた。

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11月18日(土)
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