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雪さんすきすき日記
by 氷室 万寿
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■「Rabi-Ribi」のこと
 10時ごろ起床。

 昨日はノーマルが一段落したので、そろそろ「Rabi-Ribi」(CreSpirit)の感想をまとめようかと。

 ある日突然人間の女の子の姿になってしまったウサギのエリナが、妖精のリボンと一緒に平和なラビラビ島を大冒険する2D探索アクションゲーム。
 操作は移動とジャンプ、攻撃、魔法、ブースト。移動とジャンプは、アイテムを取ることでスライディング、壁ジャンプ、2段ジャンプ等行える動作が増えて、行動範囲を広げることができる。攻撃はエリナが担当し、ハンマーで敵を殴る。ハンマーのレベルが上がるとコンボが、アイテムを取ると攻撃方法が増える。魔法はリボンが担当し、ショットと溜め撃ちが撃てる。こちらも、アイテムを取ることで最大7種類までショットが増える。ブーストはボムのようなもので、リボンの魔法に応じた強力な攻撃が発動する。
 道中面は、敵を倒したり地形を踏破しながらアイテムを取って行動範囲を広げていく基本的な探索アクション。特徴的なのがボス戦で、ボスがSTG並の弾幕を撃ってくる。

 ラビラビ島を探索するのがとにかく楽しい作品。この楽しさがどこからくるのかいろいろ考えてみたのだが、先ずはエリナの動作を存分に堪能できる地形の秀逸さにあるのではなかろうか。この作品の地形は、狭苦しい迷路のようなものや、難解な操作を要求する場面はほとんど無く(終盤やDLCでようやく登場する程度)、全体的に広々とした構造をしている。一方で、エリナの動作には空中ダッシュやスライディングからの突進など躍動的なものが多いが、地形の構造上その動きを制約なく十分に楽しめる場面がとても多い。そのため、操作しているときの開放感が非常に高くなり、動かしているだけでもとても気持ちがいいのである。おかげで、迷って彷徨っているときでさえも楽しさを感じられた。
 そして、マップはいくつもの区画が複雑につながって大きな全体マップを構成しているのだが、それぞれの区画に敵や仕掛け、マップチップ、音楽などで明確な特徴を持たせているので、各区画に入ったときの新鮮味を強く感じられるのも、探索を面白くしている要素であるように思えた。各区画の大きさは大きすぎず小さすぎず丁度良い程度なので、区画の探索を進めて程よい頃に次の区画が用意されている(その前にボス戦がある場合もあるが)。この調整具合は見事であると思った次第。さらに、各区画にワープできるような仕掛けもきちんと用意されていて、快適に探索ができるような措置もきちんと取られているのだが、そのワープの場所も絶妙な位置である。隠しアイテムの場所も絶妙で、何かある場所にはどこか不自然さを感じられるようになっていることがとても多く、それらを発見する楽しさも存分に味わえた(イースターエッグはノーヒントで見つけなければならないものも結構あったが)。このように、念入りに作り込まれていることを様々なところで感じられるマップの構成であり、攻略を進めるほどにその完成度の高さに唸らされるものがあった。

 ボス戦は弾幕STG並の攻撃をしてくることに、とにかく驚かされた。攻撃はばらまき弾や誘導弾、極太レーザーに果ては耐久弾幕まで、弾幕STGで見たようなものは一通り揃っており、その上でアクションゲームならではの攻撃方法も用意されている充実ぶり。そして、そのような大量の敵弾を重力の存在下で避けなければならないことがどれだけ大変なことかは明白であり、ボス戦では難易度が一気に上昇する。これらの攻撃は、エリナの動作を的確に活用すれば避けられるようには当然ながら調整されてはいるものの、攻撃の順番がランダムだったり、実力避けや厳密な操作を要求される攻撃も多く、単純にパターンにはまらないことが戦闘時の緊張感を大きく高めている。さらに、攻撃を当て続けるとランクが上がり、こちらの攻撃力が増えて有利になるので、積極的に攻撃を当てさせるように仕向けるシステムにもなっている。そのため、各ボスを攻略するときの手応えと、攻略したときの達成感は非常に高いものがあった。

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05月28日(日)
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