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雪さんすきすき日記
by 氷室 万寿
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■「スライドプリンセス」のこと
 10時半頃起床。明日の復職面談の準備をせねば。

 しばらく放置していたiOSの「スライドプリンセス」をクリアまでプレイ。
 姫と執事の鳥しかいない古城の庭の裏に出現した迷宮を探索する、脱出パズルゲーム。
 操作はスワイプで移動、タッチでその場所やアイテムを調べる。アイテムは組み合わせたり分解することができるものもある。その階の謎を解いて出口に到達すれば、次の階に進むことができる。

 システムとしては一般的な脱出ゲームだが、謎の種類がとにかく豊富で、各階ごとに違った趣向が凝らされている。おかげで、常に新鮮な感覚で謎に挑むことができた。
 謎の難易度は、いくつかはヒントに頼らざるを得なかったが、大半は自力で解けて、手応えとしても十分。アイテムの分解や組み合わせによる謎解きが特に秀逸と感じた次第。また、一部の謎には若干のアクション要素も含まれるところもいい刺激であった。ただ、真のエンディングに到達するには攻略を見なければ無理だった。
 序盤こそは姫の好奇心で古い施設の探索を進めていくのだが、途中から文明水準的に異質な物体が増えていく。最終的にはこの世界の謎に繋がり、姫と鳥しかいない不自然な世界の理由も明らかになるが、中々に驚かされる結末であった。物語の全てを理解にするには各階に隠されたシークレットファイルをも読む必要があるものの、このファイルの隠し方が巧妙で、こちらは半分以上をヒントに頼ることに。自力では決して分からないようなものもいくつかあった。

 PCの脱出ゲームのように、闇雲にクリックを求められる場面はほとんど無く(シークレットファイルを含めると皆無ではないが)、スワイプとタップで豊富な種類の謎解きを手軽に楽しむことができる作品であった。
01月22日(日)
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