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雪さんすきすき日記
by 氷室 万寿
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■「ミリア戦記」のこと
 9時半頃起床。午前中は確定申告の書類を書いたりして過ごす。

 先日、「ミリア戦記DX」体験版の動画を拝見したのだが、描き込まれたドット絵の滑らかな動きにすっかり魅了されてしまった。その後、前作がりょなげの缶詰(R-18)に収録されていると伺い、早速購入。

 そうしてプレイに至った「ミリア戦記」(D-Gate)の感想を。
 魔法戦士ミリアが、モンスターに乗っ取られたりょなざわ市を救う横2Dアクション。
 操作は移動とジャンプ、近接とショット。ジャンプは2段まで可能。ショットはMPを消費し、アイテムを取ることで切り替え。ゲーム進行は、基本は横スクロールだが、スクロールが停止した場面では敵を全滅させないと先に進めない。面構成は1面のみで、3つのシーンとボス戦で構成されている。
 丸呑みのリョナ要素があるため、一応R-18指定。

 この作品も、ドット絵の細かい描き込みと滑らかな動きが凄まじい。発表が6年前なので解像度は低いが、それでも十分驚きに値する動きであった。敵はナメクジのような雑魚(凾ニλ)、ラミア、アラクネ、ハーピー、ワームといった中型の敵、そしてボスが登場するが、全てのキャラが丸呑みの描写を含めて主人公のミリアに遜色無い動きを見せてくれるのがまた凄いところである。(恐らく、一番力を入れているのが主題からして丸呑み描写であろう)。
 開幕の演出やジャンプ中の挙動、破壊できるものの多さなど、「メタルスラッグ」を意識したと思われる点が多々見受けられた。雑魚がナメクジなのもその1つであろう。
 難易度の方は、アーケードゲーム並に高め。敵やショットアイテムの配置から察するに、ノーミス前提で進む調整になっており、途中でミスをすると総崩れになる場面も少なくない。逆に、各場面で鍵となるショットや敵、位置取りを考慮してパターン化すれば、驚くほど安定する。スクロールが止まる場面では大量の中型の敵が登場して、近接だけでは押し負けてしまうのでショットを多用することになるが、それに加えて窪みに敵を誘導したり、落下してくる瓦礫や地面に開いている穴を利用すれば格段に楽になる。それらの場面では、パターンが安定する度に難易度調整の見事さを思い知らされた。また、ショットは多用する割にはMPにあまり余裕が無いので乱射はできず、MPの資源管理にも気を配らなければならない。この辺りもまた考慮して調整しているのであろう。非常に手応えのある難易度で、攻略のし甲斐は十分。1面のみの構成だが、アクションゲーム好きとして存分に楽しませてもらえた。
 丸呑みのリョナ要素については、体力が無くなったときにその演出が発生する。ただし、演出を飛ばせる配慮もあり、やられなければ一般向けの作品とまるで見分けがつかない。なお、個人的には丸呑みに対しては造詣が深くないので、その演出の魅力について語るのは控えさせてもらう。
 エンディングで続くとあったので、本来であれば2面、3面と続くはずだったのだが、さすがにこのグラフィックの質を維持しながら面数を増やすのは難しかったのであろう。この辺りはDXに期待である。

 ノーコンティニューでクリアできたので、「ミリア戦記」 18,120pts.の動画を公開。シーン3の最後で手こずらなければノーミスクリアもできたかもしれないが、ボスが全然安定しないのでたとえ手こずらなかったとしてもその可能性は決して大きくは無い。むしろ、ボスはどうしてもMPが不足して長期戦になりがちなので、動画のようにMPが0になったところでミスをして、雑魚を一掃後本体に攻撃できる分までのMPを補充した方がパターンとしては格段に安定する。あと、ボスの第二段階がノーダメージだったのは上出来すぎる。岩に当たると倒れてそのままボスに吸いこまれるので、ここは大抵残機勝負になる。
11月12日(土)
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