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雪さんすきすき日記
by 氷室 万寿
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■「クリムゾンクローバー」のこと
 昨日一昨日と日記が書けなかったが、今日になって復活。

 「紅魔城伝説U」が一段落したので、次は何をプレイしようかと思い手に取ったのは「クリムゾンクローバー」(四ツ羽根)。
 CAVE作品の雰囲気を持つ縦STG。通常ショットと低速移動を兼ねたロックオンレーザー、そしてこの作品の特徴ともいえるブレイクモードを駆使して押し寄せる敵を倒していく。また、この作品には複数のゲームモードが用意されており、基本となるORIGINAL、単純明快なゲーム性を追及したSIMPLE、名前からして容赦無しのUNLIMITEDの3種類がある。この辺り、どうやら「虫姫さま」と同様のようである。
 ブレイクモードはブレイクゲージが100%になったときに発動させることができるもので、敵弾消失、一定時間無敵、攻撃力強化、そして倍率2倍と正にスコア稼ぎのためにあるものといえる。しかも、ブレイクモード中にブレイクゲージを100%まで溜めて再度発動するとダブルブレイクモードに突入。攻撃力が更に向上して倍率もさらに倍の4倍と凄いことに。ブレイクモードの最中の画面内には、自機の超高威力の攻撃と敵の爆煙と破片と倍率を示す数字が飛び交い、派手な視覚効果で破壊欲求を存分に満たせるかと。なお、ゲージが100%まで溜まっていないときはボムを撃つことが出来る。ただし、SIMPLEモードではブレイクモードは使えずボムのみとなる。ブレイクゲージは敵を倒したり時間が経つと溜まるが、溜まる速度は結構早いので、ボムならば気兼ねなく撃つ事ができる。
 また、敵を倒すなどして出る星型のアイテムを集めることで、コンティニューを始め新しい自機やプラクティス、サウンドモードなど様々な要素を解禁できる。集めるのは結構大変だが、コンティニューやTYPE-IIの自機など基本的な要素なら直ぐに達成できる。逆に、最高難易度のUNLIMITEDや最強の自機TYPE-Zなどは相当頑張らなければならない。

 とりあえず、低難易度のSIMPLEモードから着手。CAVE系のSTGなどまともにクリアできたのが「エスプレイド」程度で、どれだけボロ雑巾のようにさせられるかと不安だったのだが、プレイしてみて驚いた。プレイヤーの腕前に応じた難易度調整のシステムが実に効果的に機能しているのである。
 先ず、ブレイクゲージの量によって敵弾の速度が変化する。すなわち、ボムを撃つとブレイクゲージが減少するので弾速も遅くなる。したがって、ボムを撃つほど難易度の上昇を抑えられるのである。しかも、前述のとおりブレイクゲージは時間で溜まるので、事実上ボムは無制限で撃てることになる。そして、ゲージが100%だと走行点が入るので、上級者はボムを抑えてスコアを稼ぐこととなる。
 さらに、アイテムを集めた数によっても難易度が変化する。これもブレイクゲージが関係するのだが、ゲージが100%の時点で敵に接近して攻撃すると、敵を倒す以上に沢山のアイテムが出る(=スコアアップに繋がる)。勿論、初心者には無縁なシステムなので、意図しない難易度上昇には繋がらないというわけである。
 また、ロックオンレーザーは一度にロックオンした数により敵のスコアの倍率が上昇するのだが、こちらはブレイクゲージ関係の稼ぎとは違いシステム的な難易度上昇には繋がらない。このように、複数のスコアシステムによって、それぞれの腕前に応じたスコア稼ぎの楽しさを味わうことができる。
 というわけで、正しく初心者に優しく上級者に手応えのあるシステムであり、この作品、ひいてはシューティングゲームの間口を広げようという作者の想いが如実に感じられた。特に、ボムが急場凌ぎだけでなくその後の難易度も低下するという点には本当に目から鱗が落ちた。勿論、撃って避けてのSTGの基礎の部分もしっかり作り込まれており、敵弾の視認性などもかなりの配慮がされてその辺りでの不満も感じられない。基礎的な面白さをシステムが大いに盛り上げている、かなり理想的な作品ではなかろうか。これだけの完成度を誇る作品を作り上げた作者のシューティングゲームに対する真摯な姿勢には敬服する次第である。


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03月29日(火)
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