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雪さんすきすき日記
by 氷室 万寿
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■「泥のガラドリエル」のこと
7ターン:ガラドリエルがトレヴァにヘッドアタック、賢者がトレヴァに爆破のスクロール×2、盗賊がいちごショートを使用
 ガラドリエルの体力がどれだけ減っていても、ここでほぼ全快。MPも全員全快に近くなる。
8ターン:ガラドリエルがトレヴァにヘッドアタック、賢者がブレイジングダーク×2
 このターンで確実にトレヴァを倒す。ブレイジングダーク1回は保険。
9ターン:ガラドリエルがアルジャーノンもしくはミリエーラにヘッドアタック
 この時点でヘンネが倒れていない場合はアルジャーノン。倒れていたらミリエーラにヘッドアタック。動画では念のためにミリエーラのMPを0まで減らしている。
10ターン以降:アルジャーノンがミリエーラにヘッドアタック
 ヘッドアタックと猛毒のダメージで倒れるまで続ける。

 これで、「泥のガラドリエル」は一段落である。
 プレイし始めの頃はこの貧弱な戦力で本当にクリアできるのかと思えたのだが、敵味方双方の能力を理解し、最適解を求め、そこからさらに無駄をそぎ落として確実性を高めていくことで攻略が着実に進む様に、どれだけ計算されつくされた調整なのかと驚きを隠せなかった。様々な最適解を求める中で、特に最大体力を稼ぐためにいかに少人数で戦うかと、強敵との戦闘を回避するためのバリケード等の破壊パターンを突き詰めるのは、攻略のし甲斐がとても大きく、達成感を越えてゲームシステムへの征服感のようなものすら覚えられた。また、泥人形の人員構成によって進め方が大きく変わるものの、今までの知識も活用できるというところは、繰り返しプレイさせる魅力を大いに感じられた。
 ところで、ゲーム開始直後のガラドリエルに関しては、泥人形が使役できることと、水没する霊廟から逃げるのが目的であることしか明らかにされていない。彼女が何故泥人形を使役できる能力を持っているのか、何故水没する霊廟にいたのかは一切謎である。それでも、能力は有用であるし、水没に飲み込まれてはひとたまりもないと、能力を駆使して必死に登っていくこととなる。道中には攻略の手助けとなる文書は多々あれど、設定を仄めかすようなものはさほど多くない。そのうち、攻略にほとんどの思考を費やすこととなり、設定や舞台背景のことなど頭の片隅に追いやられてしまった。だから、初めて向かえたエンディングはとても衝撃的であった。悲劇的だが、これ以上綺麗な終わり方は無かった。そして、登場人物の解説が全て明らかになったとき、この物語の真実も共に明らかになり、とても切ない気持ちにさせられた。命を冒涜する者が、逆に命を冒涜されていたという、不遇の主人公。実に皮肉な、そしてやるせない物語。それでも、だからこそ彼女の辿った足跡を残すべく、動画を撮ろうと決意したわけである。物語の面でも、とても印象深い作品であった。
 上質な試行錯誤を存分に堪能させてもらい、衝撃に次ぐ衝撃の物語でも楽しませてもらえて、大満足。今作も、さすがはSpace not farと思わせる完成度であった。

03月22日(日)
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