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雪さんすきすき日記
by 氷室 万寿
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■ゲームのこと
本気で馬鹿をやってくれるゲームは大好物であり、嬉々として飛びついた。しかし、ただ単に設定が常軌を逸しているだけでなく、タイムアタック作品としてもしっかりと作り込まれている良作であった。
「EQUALINE」
今年度の最高傑作の1つ
計算と一筆書きを融合させて緊迫感溢れるパズルゲームに仕上げた、その発想と手腕が見事の一言に尽きる作品。暗算が苦手な私は全然先へと進めなかったが、それでもこの作品の斬新さと面白さは十分に理解することができた。是非ともSteamなど世界的なプラットフォームで発表して、この面白さを全世界の人に知ってもらいたい。
「宮本県」
東日本大震災の体験や教訓をこうしてVNという形で発信できるのが今の時代ならではと感じた次第。今年の感染症拡大も、このような形で後世に語り継がれるのかもしれない。
「Q-YO Blaster」
B級STG成分が欠乏していたときに出会えた横STG自機の種類はたくさんあるけど使える期待はごく一部とか、見た目は奇抜だけど意外としっかり遊べるとか、B級STG欲を見事に満たしてくれた。
「Ori and the Blind Forest」
今年度の最高傑作の1つ
しぃゲーで知った作品。美しいグラフィックによる雰囲気を重視したゲームかと思いきや、難易度の方も一切の妥協をしていない探索アクションであった。本当にその操作をやらせるのかと絶望的な場面に多々遭遇したが、それだけに突破できたときの喜びは格別であった。そして、水のクリスタルの脱出のように、過酷な難易度だからこそできる演出にとても印象深いものを覚えた。
「丘の上の館」
今年のホラゲノルマ。化け物から追われながら課題を達成するという内容だが、化け物に背を向けて移動する羽目になるので全然怖くなかった。
「終わる世界とキミとぼく」
今年度の最高傑作の1つ
運に支配された世界を、あらゆる選択肢を用意してそう感じさせないよう徹底的に調整がなされており、攻略が進むごとにその絶妙さに舌を巻いた。そして、終末的な世界観や衝撃的な結末にも大きな魅力を感じられる作品であった。献血の最中にプレイすることが多かったが、プレイに熱中してあっという間に時間が過ぎていくのでとても重宝した。あと、クリアした後に公式サイトを見たら、一人で攻略する難易度ではないと書かれていて、自力で真のエンディングまで到達したことに大きな手応えを得ることができた。
「Parcube」
同人ゲームは石にかじりついてでもクリアするよう心掛けているのだが、この作品は序盤で挫折した。これが老いというものか。
「スズとマリの冒険」
体験版のときから期待していたパズルゲームだが、完成版は期待以上の完成度であった。仕掛けの活用方法もさることながら、全ての面において解法が間延びしないように調整されているところが素晴らしかった。そして、こういうゲームに出会えるから同人ゲームは面白いということを再認識させてもらえた。
今年は昨年並みの作品数をプレイできてとりあえずは一安心。来年も新型コロナウィルスによる感染症の影響は続くであろうけど、心と体を健康に維持してゲームや動物園を始めとする趣味と向き合っていきたいものである。
12月19日(土)
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