ID:98041
雪さんすきすき日記
by 氷室 万寿
[917732hit]
■「幻想郷ディフェンダーズ」のこと
自機のキャラクターも面をクリアするごとに増えていき(大体は倒したボスが仲間になる)、最後の方には20人弱の大所帯となる。様々なキャラが使えるのは東方のファンとしては嬉しいところではある。ただ、キャラはショットが連射できるキャラと単発のキャラの2種類に大別できるのだが、圧倒的に連射できるキャラが有利。単純に単位時間当たりのダメージ量が多いこと、多数の敵に対処できること、防御が高くショットを当てても1しかダメージを与えられない敵がいるので、その敵に有利なことが理由として挙げられる。なので、中盤までは大体お燐で、その後は霊夢で攻略していた。キャラが多いので性能が分かれるのは仕方ないが、連射の有無での有利不利が大きすぎるようには思えた。
物語はチルノの最強伝説への道程が主体だが、それとは別に三妖精も戦争ごっこに参加しており、その視点での話も並行して進んで行く。三妖精の面では、3人の妖精を切り替えながら戦闘を行うという、本編とはまた違った攻略が楽しめるのだが、3面しか無いのが非常に残念。正直なところ、本編を削ってでも三妖精面を増やして欲しかった感はある。
操作性に関しては、数多くの操作を限られたコントローラーのボタンに上手く配置しており、かなり快適に行えたのが好印象。特に長丁場となるプレイにおいては、この快適さがとても重要になる。ただ、戦闘中は全く快適であったが、面選択や強化のところでどうしても混乱してしまうような複雑な操作(方向キーとアナログスティックを併用する操作など)もいくつかは散見された。まあ、それも頑張っている様子がうかがえるし、もう慣れるしかないかと。
難易度Normalを全面最上位評価の星3つでクリア。当初は同人ゲームだから10面程度ではないかと思っていたが、実際にはその倍以上の面数があり、まずその規模には驚かされた。しかも、中盤辺りから面構成や敵の出現パターンも凝ったものが多くなり、こちらも罠の配置やキャラの立ち回りなど考えた末での星3つが得られて、攻略のし甲斐も十分であった。全方位STGとタワーディフェンス両方の要素を楽しませてもらえて、大きな満足の得られた作品であった。
05月27日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る