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雪さんすきすき日記
by 氷室 万寿
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■続^5・「ヒーラーは二度死ぬ」のこと
 また、経験値を増加する熟達というスキルを常に掛けていないと、レベルアップが追いつかないというバランス調整も独特で面白いところ。プレイ中は熟達と他のスキルとのマナ配分に常に追われることとなり、どうマナを捻出するかに頭を捻るのが実に楽しい。さらに、マナのやりくりが出来るようになって、胆勇(攻撃力上昇で、重ねがけで後ろの敵にも攻撃できる)や高潔(防御力が低下する代わりに2回攻撃可能)で、いかに効率よく敵を倒すかまで考えが回るようになると、攻めに転じて俄然面白くなってくる。さらにさらに、敵は通常攻撃だけでなく様々な特殊行動を行ってくるので、敵を倒す優先順位を見極められるようになると、戦闘で優位に立てて戦況を支配できる優越感まで味わえる。この一連の上達の過程に、大きな達成感を得ることができた。
 あと、レベルアップを適切に行っていけば、ほとんどの敵を一撃で倒していけるので、小気味良く進行する展開も好印象。登場するキャラも二頭身で愛嬌があり、敵もどことなく憎めない感じで、プレイヤーの置かれた過酷な状況を忘れてしまう。
 一方、独特のシステムなので、ゲームの進め方が分からないとすぐに詰んでしまうところもあり、最初の敷居は割と高いように思えた。熟達で経験値増加率を一定以上に保ち、敵を効率良く攻撃する胆勇や高潔を早めに覚えるという進め方に気付かないと、攻略は難しいかと。とはいえ、調べれば結構情報も出てくるものでもあるが。私の場合は、献身の使い方を教えてもらった途端にクリアまで到達できるようになった。
 本編の他にトライアルモードという、本編より長くて敵出現がランダムなモードもあるが、こちらは本編に比べるとやや物足りない感が正直あった。本編のラスボスのようなキャラも無く淡々と進んでいく上に、Tier40で終わりなところも拍子抜け。もっと抑揚が欲しかった感は否めない。

 敵配置やアイテムの出現など、展開にはランダム性が高く、完全なパターンのようなものはほとんどない。毎ターン毎に状況を見極め、手持ちの資源をどう効果的に活用するかを限られた時間内で判断し、正確な操作でそれを実行する。RTSならではの面白さと、プレイヤーが回復役に徹するという設定が見事に噛み合い、独創性の高い内容を存分に楽しませてもらえた。また、難易度的にも規模的にも、私の腕前には丁度良かった。

04月16日(土)
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