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雪さんすきすき日記
by 氷室 万寿
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■体験版のこと
 同梱されていた「DGZ」は全方位STG。ミニゲーム的な内容で、「Project Repriser」の敵機が使用されている。あと、「Project Repriser」の音楽データも入っていたのが非常に嬉しかったり。

「鋼の天球」(サークル深海魚)
 「魂斗羅」タイプのシューティングアクション。パワードスーツを着用した自機が主人公で、ブーストによる高速移動や高い距離のジャンプが可能。
 操作感が若干もっさりしていて、射撃もかゆいところに手が届かない、射撃にリロードが必要だったりと、このシステムとしては玄人好みの内容になりそう。キャラも小さめで、全体的に地味ではある。

「封印の迷宮(仮)」(Classic思考回路)
 多彩なアクションを駆使して迷宮を探索する2Dアクション。
 プレイヤーの動作は、移動に攻撃(体験版では飛び道具のダガーのみだが、近接と必殺技が追加される様子)、ジャンプ(2段まで)、ダッシュ、バックステップ、魔力集中。ここで、魔力集中は動作の幅を広げるこの作品の特徴的な行動である。魔力集中ボタンを押している間はこの状態に入るのだが、防御面と移動面において威力を発揮する。先ず防御面であるが、この状態で敵弾を受けてもバリアが張られてダメージを受けず、体当りされても被ダメージ量を抑えることができる。ただし、攻撃を受けるごとに魔力が減少し、無くなると使用不可能。また、魔力集中の間は通常3本投げられるダガーが1本しか投げられず、魔力も回復できないといった短所もある。そして、移動面だが、この状態では壁や天井に張り付くことができる。さらに、張り付いた状態からジャンプすると飛距離が大幅に伸びるため、通常の行動では届かない場所にもたどり着くことが出来る。ちなみに、張り付くときには魔力は消費しない。その他、ダッシュやパックステップは敵弾をすり抜けることができる他、勢いをつけたまま移動することができる。移動範囲を広げる他、探索済みの場所を駆け抜けるのにも重宝する。
 迷宮は基本的に2Dマップであるが、手前と奥に移動可能な箇所が存在する多層構造となっている。そして、魔力集中やダッシュを駆使すると意外な場所まで行くことができ、その先には大抵アイテムのオーブが置いてあったり近道が隠されていたりする。プレイヤーの能力は体力、魔力、攻撃力、防御力があり、それぞれ対応するオーブを取ることで強化されるので、探索は能力強化の点でも重要である。

 張り付きやダッシュからの躍動感ある動きが実に小気味良く、それらを活かした探索要素も手応え十分。プレイヤーの観察力と操作技巧が試される面構成は、同サークルの名作「クレセントペールミスト」を彷彿させるものがある。緻密に描かれた美しい背景と透明感のある音楽が静謐な迷宮の雰囲気を演出し、世界観の構築も見事。操作性も良好で、このまま完成版に向けて製作を続けても何ら問題無いかと思われる完成度である。とれる行動が多いのでボタンも多く、スティックでは結構大変だったが(特に魔力集中)、無理というほどではなかった。
 体験版では18個のオーブが隠されており、これらを全部見つけるのに挑戦するとこの作品の魅力が一段と理解できる。普通に行けば取れるところから、壁伝いのアクションを駆使しなければならない場所や、隠し通路の先にあるものまで巧みに配置されており、全部取るには一筋縄ではいかない。2時間ほどかけて全部取ることができたが、仕様を活かしたオーブの配置のセンスには呻らされるものがあった。完成版ではどこまで探索要素が深まるのか、大いに期待される1作である。

 というわけで、「封印の迷宮(仮)」C84体験版 ノーダメージクリア オーブ全回収の動画を撮ってみた。若干動きがもたついているが、まあそれなりの内容ではあるかと。

08月14日(水)
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