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雪さんすきすき日記
by 氷室 万寿
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■「ACDC」のこと
 あとは、やはり世界観の作り方がとても上手い。一本道のフィールドといい、愛らしさと不気味さを兼ね備えた敵といい、幻想的とも退廃的とも取れる背景のグラフィックといい、美しくも寂しげな旋律といい、ディストピアの抑圧的な空気とはこういうものかと納得させられるものが感じられた。ボスを倒したときや死んだときに表示される文章も非常に意味深で、断片的に語られる物語がこの不気味で不安に満ちた世界をより謎めかせている。

 死ぬことが前提のRPGということで、ぬるいJRPGに慣れきった私がどこまで立ち向かえるかプレイ前は非常に不安であったが、いざプレイしてみると確かに死ぬことで様々なことが把握できる作りに、なるほどと呻ること頻り。しばらくプレイしているうちに、死ぬことへの抵抗などどこ吹く風。いろいろ試して駄目なら死んでを繰り返すようになり、この作品の進め方にすっかり順応していた。
 そんな感じで、10回ほど死んでこのディストピアから脱出に成功。パラメータの上昇を物理値に徹底したのが良かったようである。体力や感情の増加は装備や道中のイベントにお任せ。装備は命中値-30だが攻撃回数が+4回のブリザストームを、命中値+25のピノッキオで補佐。終盤では体力が装備の効果を得なくてもそれなりに増えたので、ピノッキオ×2にしてほぼ必中にまで引き上げた。攻撃が固まりさえすれば、あとのアイテムは全て回復に回せるのでかなり楽になる。ただ、DCは感情を回復するとき以外はほぼ使わなかったので、もっと活用すればより楽になるのかと。罪を気にしなければ、後半十分成長した段階での強敵は全てDC任せでいいのかもしれないし。

 さて、とりあえずはクリアしたものの、それで終わるような底の浅い作品を当然ながらここのサークルが作るはずもなく。ちょっと実績を見ても様々なクリア方法を試させるようである。プレイ時間も1時間弱だったし、割と気軽に挑戦できそうな感じ。物語も一度では理解できなかった部分が多く、その辺りも明らかにしていきたい。

05月20日(月)
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