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雪さんすきすき日記
by 氷室 万寿
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■続^5・「AtoA R.RegulusII ExMonarch」のこと
 アイテムは今作の探索の真の目的である財宝やマジックアイテムなどで、敵や宝箱を破壊することで出現する。そして、アイテムを12種類以上集めた時点で持ち帰りに便利な状態にするべく圧縮を行うアイテム圧縮モードに突入。圧縮されたアイテムはスコアに変換され、圧縮モード終了時に圧縮したアイテム数に見合ったスコアとバフスペルのへの経験値が入る。ここで、圧縮モード中は無敵だが、攻撃を受けると手持ちのアイテムがいくつか強制的に使用されてしまい、その分のスコアや経験値は入らなくなる。とはいえ、使用したアイテムによっては体力回復やマジックアイテムの装備による恒常的な強化(バフスペルほどではないが)、財宝など独自の効果が無いものでもシールドやマジック、体力の一時的な増加であるミラーバイタリティといった効果が得られるので、決して損なことばかりではない。とはいえ、アイテム圧縮で入るスコアは今作のスコアの大半を占めるので、スコア狙いであればできるだけ多くのアイテムを圧縮する必要がある。なお、アイテム圧縮モードに入った途端、戦域に存在する全ての敵が自機目掛けて誘導ミサイルを大量に撃ってくる。やはり楽には持ち帰らせてはくれないわけである。
 これらの要素はアイテムを主体として互いに関わりがあるとおり、アイテムが今作の新たな特長の1つとなっている。

 独特の操作系は前作で把握済みであるため、今作はその辺りはすんなりと。フライトSTG並みに自由度の高い空中戦と、360度全方位に対する攻撃や回避の妙といった2D全方位STGの特長を兼ね備えた内容は健在。高速で移動しながら敵を偏差射撃で次々と撃墜していく独自の面白さもしっかりと堪能でき、先ずはこのシステムの完成度の高さを再認識した次第。今作ではCoIFの導入で長距離の移動にダッシュ連打をしなくても済むようになり、操作が快適になるような改良も見受けられた。
 その上で、今作で追加されたアイテム要素がこれまたプレイヤーの意欲を存分に刺激してくれるものとなっている。アイテム圧縮を完遂したときに入るスコアが桁違いなのもさることながら、やはり圧縮モード中に大量に襲い掛かる誘導ミサイルとの丁々発止のやり取りが、被弾したらアイテムを失うという緊張感と相まって実に刺激的。さらに、誘導ミサイルを射撃で破壊するとアイテムが出現して更なるアイテム入手の機会ともなるため、追いかけてくる誘導ミサイルにレティクルで狙いを定めて撃ち落すという、これまた熱い技巧も要求される。この誘導ミサイルを撃ち落すという選択肢は前作ではあまり必要とされなかったが(シールドバッシュを前方に出してそれに誘導ミサイルを当てるのが主だった対処)、アイテムという要素の導入で今作では一躍重要となった。このおかげで、ミサイルへの対処が前作と大きく異なっており、システムの醍醐味を維持しつつも新鮮味を打ち出せたことは注目に値する。また、ややもすれば戦闘よりもアイテム収集が操作の主体になりそうなところを、CoIFでアイテムを自動回収できるようにして空中戦が途切れることを抑えている点も好印象。そして、被弾してもアイテム使用で自機の性能が強化され、被弾してもしなくても結果的に有利になるところは実に上手い調整であると感じた次第。このシステムで被弾が損失のみであれば、恐らく結構な鬱憤が溜まることになったと思われる。
 ミサイルを撃ち落すには連射が効く方が有利なので、バフスペルは必然的に弾数が増えるINTで、武器も単発高威力よりも連射が効く方を選択することとなった。ただ、アカガネさんは熱量管理の問題でINTの恩恵を受けられず、他の2キャラよりも誘導ミサイルを撃ち落とすことが難しくてスコアも伸ばせなかった。他の2キャラがリロードが必要とはいえ弾撃ち放題なのに対してアカガネさんだけ熱量管理が必要で、かつ言われるほど攻撃力も高くないという、なんとも不憫なキャラになってしまったのは、活躍を期待していただけにちょっと残念。メレーやシールドバッシュがあるとはいえ、熱量が下がるまで攻撃の大半を封じられるというのはやはり進行を妨げられるような感じがしてしまう。まあ、今回はリオンとリゼが似たようなプレイ内容になってしまったので、差異のあるキャラの存在という点では重要ではあるが。

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04月06日(土)
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