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窓のそと(Diary by 久野那美)
by 久野那美
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■ささやかで、ちょっと贅沢で気持ちのいいこと
あるいは・・・・・・・う〜ん、そう、お茶。
「空気とことばを使って美味しいお茶を入れてみました。」って感じでしょうか。古いけどもいい感じに使い込まれたお茶碗にお白湯をいれてあっためて、特別な場所から特別に取り寄せたぜいたくなお茶っ葉を急須に適量入れて、沸騰してから少し置いた80度のお湯をゆっくりと注ぐ・・・・。
そうやって入れたお茶は飲んだだけでは何が違うのかわからないけど、とっても美味しい。お菓子に現を抜かすことなくお茶だけをゆっくり飲むことができる。

・・・・・・・・・・何を書いてるんだ?私は・・・??
観てきたお芝居のことです。
お芝居を観てきたのですが、なんだか違う場所に居たような気もします。でも、私は確かに最初から最後までその物語を見届けたはずで・・・・。ひつこいですが、それはたしかにそうだったのです。ずっと同じところで同じものを観ていたはずで。だからこそ、だからこそ、確かにどこかに居たような気がします。私はいったい、どこに居たのでしょうか。私にとってたしかに幸せだったこの経験は、いったいなんというい言葉で呼ばれる類の経験なのでしょうか。いったいどういうわけで私は、自分の経験をこんなにもわけのわからない表現で記述しているのでしょうか。

9日たったのに。9日たってもやっぱりわからないことだらけ。
だけど、ひとつだけ。
素敵なお芝居を観てきました。
「すごい」でも「かっこいい」でもなく、「大好き」でもあるけれど、それよりもしっくり来る言葉で言うと、「素敵な」。
素敵な、お芝居を観てきたんです。だからとっても心地よかったんです。

12月02日(金)
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