ID:94793
窓のそと(Diary by 久野那美)
by 久野那美
[40998hit]
■タイトルは内緒。
この映画は果たして良作といえるのか?ふとそんなことも気になりましたが、どうでもいいやと思いました。良作であるための条件を片っ端からかなぐりすてて、なりふり構わず「幸せ」であることを全うした作品なのかもしれませんが、だから何だというのでしょう(とそのとき私は思いました)。
こんなことってあるんだ。ありなんだ・・・。
ありなんですよ。だって、あったんですもん。
しばらく呆然としておりました。
そして、気持ちの中の、まだ使ったことのない自分でも知らなかった部分で、なんだかとても贅沢な、幸せな気持ちになりました。
この奇跡はどうやって起きたのでしょうか。
いったい誰がこんなことを?
---こんなことができるのは創り手だけです。
こんなことをできるのが創り手だったのです。すべてを放棄すれば、こんなことさえできてしまうのが創り手なのです。そして、この創り手はそのことをとてもよく知っているのです。
なんだかわけのわからない感動で胸がいっぱいになりました。
物語を作るっていうことは、こんなにも、ものすごいことだったんですね。
その映画を創った人を私は「評価」することができません。
評価なんかできません。「感謝」してるんですから。
但し。これが創り手と観客の理想的な関係なのかどうかと言われれば・・・・
・・・・・・・・・・・・う〜ん。どうなんでしょうね。
09月25日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る