ID:94789
きゅっ。
by きゅっ。
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■輸血
生まれて初めて、他人様の血液が身体に入ってきた。

抗がん剤が効いて、赤血球、血小板とも下がり始め、

まずは、血小板が輸血された。



血液疾患になる以前、血小板成分献血をすると、通常献血の四倍のスタンプを押してもらえたので、このスタイルの献血をよくしていた。

まさか、その頃は、自分が輸血してもらう立場となるとは思いもしなかった。

献血の景品目当ての不純な動機だけで、献血カードは何冊にもなった。

免許証に挟んでおくと、事故ったときに役に立つとかなんとかで、今も挟みっぱなし。



初めての輸血は、あっという間に、俺の血管に入っていき、いま、この身体を巡っている。

献血をしてくれた多くの見知らぬ人々に感謝し、今夜の眠りにつこう。

ありがとうございます。

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07月13日(金)
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