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きゅっ。
by きゅっ。
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■第一幕完結。
 最初で最後の全中レース。3年生になってやっと掴んだ出場権。最下位通過なので、第5グループの132番スタートだった。

 応援隊は、ザイモクさん、タカイチさん、アキトさん、テツヤ、妻、小六♂、小三♀、弟のサトル。会場に着いたら、ミツカズさんとカズシファミリーの姿を発見した。(みんな応援ありがとうm(_ _)m)

 前日から雪が降り続き、ややソフトなバーン。霧が出て視界が悪い。男子一本目は、ビブ1番から4番までが失敗するという波乱のスタートだった。女子のスタート時間11時になっても霧がかかっていた。スタート地点の雪温は−6℃〜−8℃。赤倉特有の水分を大量に含んだ湿度の高い新雪が降り続いていた。

*****

 マリのスタート時間は、1時間後。スタートワックスを仕上げて、マツアキさんにチェックをお願いした。

 『ダメ。やり直し!』

 厳しい言葉を頂いた。全然滑らないそうだ。ドミはダメか?アキラさんにガリウムの選択をしてもらい、再度マツアキさんにチェックをお願いした。

 『まぁまぁだな。』

 お許しが出たので、スタート地点へ。新潟は、マドカの後がマリ。先に一本目を滑り終えた新潟の選手がスタート地点に来て応援してくれた。サービスマンにビンディングをチェックしてもらうと、前圧(ブーツのソール長とビンディング前後長の関係)が緩いという。ゲゲっ。この状態で渡されていたのに。これまではデタラメな状態だったのか・・・。

*****

 トランシーバーや携帯電話から上がってくるコース状況を聞かせた。新たに降った柔らかい雪が除けられて、下地の水を撒いた硬い氷が見えるコース状況だった。ラインが落とされなければタイムが出るはず。

 『お尻を上げて外腰で。』

 普段触ったら、鬼のように怒るかもしれない。でも、スタート前だけは許される儀式。マリのお尻を思いっきり叩いた。

*****

 スタートハウス横から滑っていくのを見つめていた。スタートから急斜面に消えていく緩斜面までの滑りは悪くない。ラインが高めでリズムもある。脚部が大きく動く元気のある滑りだった。



 タイムは50秒台。49位。まぁまぁのところか。

*****

 2本目のスタートは2時。2本目のスタートワックス作業をし、マツアキさんにチェックをお願いする。

 『・・・。』

 やはりダメか。悩んだ末、メーカーサービスマンにお願いすることにした。

 実は、1本目のとき、

 『メーカーのところに持っていけばいいじゃん。』

の周りの言葉に、

 「個性がなくなるので、自分でやります。」

なんて言っていた。でも、チェックを通らないのであれば、神頼みも必要だ。お任せコースとすることにした。

*****

 2本目は49番スタートとなる。ここから19人越せばジュニオリに出れる。29人越せば、来年の出場枠に貢献できる。でも、そんな面倒なことを考えないで、アタックあるのみ。自分のために精一杯のレースをしようよ。

 再びおまじない。お尻を叩いて高いポジションの維持を意識させた。いよいよ最後のスタート。

*****

 スタートハウスの脇で斜面下に消えていくのを見守っていた。左ターンで右足が掘れに落ちてしまったが、難なくクリア。以前だったら失敗の可能性があったはず。マジ上手い。後はタイムアナウンスを待つ。

 50秒台のタイム。無事ゴールできたことを確認した。スタート周辺にいるサービスマンや先輩たちに報告した(なぜかスタート近くには、自分の選手時代の2、3年先輩の人が多いんだな。)。

*****

 マリがゴール下に降りてくるのを待っていた。

 『30番には入れなかったよ。』

 「ば〜か。きちんと滑ったじゃん。ナイスラン。」

 良くやったよ。良くやった。


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02月04日(水)
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