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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ 干支ひと回りの誤差
【問題です。干支ひとつ年上の永山先生は、どの人でしょう?】


高校時代の担任で体育の永山先生から「東京行くで。飲もう」の連絡を受けて、昨夜、東京にいる同期で囲んだ。

右から二人目のわたしの隣が、永山先生。

写真で見ても、先生と生徒、というより、みんな同級生でも通りそう。
干支ひと回り分の年の差は、十代にとってはインパクト大だけど、50代と40代になった今や誤差という感じ。

それにしても、わたしたちがずいぶん追いついてしまったのか。
先生が踏みとどまっているのか。

「教師は若いエキス吸うてるからな」と永山先生。
体育の先生はとくに年を取りにくいのかもしれない。

一方わたしは、自分の顔の肥大化と額の広大化(後退化!?)に愕然!

永山先生と頻繁に連絡を取り合うようになったのは、朝ドラ「てっぱん」がきっかけ。劇中に登場した広島男子駅伝の大阪チーム(駅伝君こと滝沢が出場予定だったのを怪我で断念という設定)の「本物のコーチ」をされていて、放送が終わってから「なんで俺に取材せんかってん?」と電話があった。それ以来、酔っ払った先生が歩いて帰るとき、ヒマつぶしに電話をかけてくるようになった。

「また酔っ払ってるんですかー」とあきれつつも「先生には恩がありますから、ヒマつぶしにつきあいますよ」というのが毎度のパターン。

先生は、わたしが留学から戻った高2の担任で、下から数えたはうが早い二学期の成績を見て、「お前は、もっとできると思うんや」と言ってくれた。おかげで、おだてられて木に登り、浮上できた。

でも、先生本人は、「そんなこと言うたかいな」と覚えてないみたい。

そりゃ、毎年毎年新しい生徒が入ってくるし、一学年で何百人、数十年の教師生活で何千人という生徒を相手にしているわけで。

だけど、顔と名前はちゃんと覚えているというのは、さすが。

集まった場所は、渋谷にある同期の 伊藤順司君の野菜・肉ねじり巻き串のお店「ねじ巻き」。同級生の店があると、メニューも融通きくし、人数調整もラクで、話が早い。昨晩は5時半に集まって、早く抜ける人あり、後から来る人あり、テーブルを5時間近く占めていたような……。

そんなことができるのも、同級生のお店だから。

それでいて、野菜たっぷり食べられるメニューもおいしいし、「絶対泡入れて!」のリクエストに応じて、スパークリングワインも飲めるようになったし、コストパフォーマンスも優秀。
外食激戦区の渋谷で「ねじ巻き」が生き残れるように、せっせと行かなくては。
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11月14日(木)
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