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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ お値段も大きさもケタが違ったウメモドキ
木曜日のこと。

「一本200円」のウメモドキの枝を買い求めたら、店員のお兄さんが「大きいですよ。持ち帰れますか」と瓶から一本抜きだした。たしかにでかい。

これで200円は、かなりおトク。

「重いですよ。大丈夫ですか」と店員さん。なんとかします、とわたし。枝が広がっていて、ものに当たるとすぐ実が落ちるというので、厳重に紙で覆ってくれる店員さん。巨大なハート型熊手のようなものが出来上がっていくのを見ながら、ようやく疑問が湧いた。

たかだか200円の枝に、ここまでするだろうか。

いや、しない気が。

値札に目を凝らすと、「一本2000円」。

ゼロひとつ見落としてましたとは言えず、お買い上げ。持ち上げたら、重い!

自転車のカゴに差し込んで、自転車押して30分かけて帰宅。いざ活けようと思ったら、この大きさを支えられるだけのどっしりした花器がない!

ペットボトルやら縦長タッパーやらを動員させて試行錯誤の結果、ガラスボトルに活けて缶に納め、まわりの空間をタオル類で埋めて固定、で決着。

20年ほど前に中国で買ったリッツもどきの空き缶が、こんな形で活躍してくれるとは。


「うめもどきのもどきって、どういういみ?」と、たま。
「もどきというのは、《みたいなもの》って意味よ。ウメモドキは実が梅に似てるでしょ」と答えると、「じゃあ、たまもどきは?」
「たまはたまじゃないの?」と言うと、「たまもどきは、じいじ」
顔は似てるけど、それをいうなら後から生まれたたまがジイジモドキでは?
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11月03日(日)
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