ID:93827
脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
[786222hit]
■ オリンピックの今井雅子さんと第1回「今井雅子会」
今井雅子。
いかにもよくありそうな名前である。
実際、同姓同名はあちこちにいるらしく「H.I.S.の担当者が今井雅子さんだった」「友だちのお母さんが今井雅子さん」などと情報は常に入ってくる。
いちばんよく言われるのが「オリンピックに出てるウィンドサーフィンの今井雅子さん」。シドニーのときもアテネのときも、うれしそうにネットニュースのプリントアウトを持ってくる人がいた。
そのオリンピックの今井雅子さんもまた「脚本書いてるんだね」とからかわれてきて、もう一人の今井雅子であるわたしのことが気になっていたらしいとわかったのが、今年の1月(>>>2011年01月14日(金) オリンピックの今井雅子さんとつながった)。
ぜひ会いたいですねと盛り上がったきり、10か月近くが経ってしまった。盛り上がった勢いで日取りを決めなかったので、タイミングを逸してしまった感じ。
で、先週のこと。ひさしぶりにフェイスブックで「Masako Imai」を検索すると、あららびっくり、何十人もヒット。以前は5人ほどしかいなくて、しかもその人たちに「わたしも今井雅子です!」とメッセージを送ったら、見事に全員にスルーされてしまった。
たぶん、とても怪しかったのだろう。
フェイスブックでつながっているもう一人の今井雅子さんに「他の今井雅子さんともつながれるかも」と報告。でも、またメッセージを送っても怪しがられるだけなので、まずは「今井雅子会」の実績を作って、楽しい会であることをアピールしようではないかとなり、じゃあいつにする?というわけで、今日になった。
「いつか会いましょう」が「いつ会いましょうか」になったら、あっという間に実現。
そこからは、ずっとドキドキ。
お店選ぶときも「もう一人の今井雅子さんは、何が好きなんだろ。お酒は飲むのかしら」と気になり、確かめ、好みが似ていると「やっぱり」なんて思って。
記念すべき第1回なので「イマイ」がつくお店にしましょうか、いやそれは会が大きくなったときに取っておきましょうかと相談したり。
この感じ、ペンフレンドと初めて会う前に似てる。
ネットで誰とでもつながれるこの2011年に、便箋が行き交う文通時代のようなドキドキ。それは「同姓同名」のなせるマジック。お互い同じ名前の人に会うのは初めてなので、期待が膨らみすぎて、もう大変。
当日の朝が来て、今日着て行く服をメールで送ると「私は日焼けした顔が目印です」と明快なお返事。
お店は、新宿御苑の「ビストロ・ダ・コテ」に。
待ち合わせの時間が近づくまで、わたしはツイッターで、もう一人の今井雅子さんはフェイスブックでドキドキを綴っていた。
お店に着くと、日焼けした顔の女性と目が合って、お互い「うわ〜ん」となり、しばらく舞い上がり、乾杯しましょうとワインを頼んだ。

何て呼べばいいのかしら。
何て呼ばれてましたか?
「マイマイ」
うわ〜、一緒だ〜!!
他には?
「マコ」
うわ〜、これまた一緒だ〜!!
「私たち、二人とも水瓶座のA型らしいですよ」
ええっ!!
二人の今井雅子をウォッチしているウィンドサーフィン雑誌の編集者さんが共通項を見つけてくれたらしい。

「そういえば、わたし、今井雅子さんを知ってるっていう人に会ったことあるんです」
「誰?」
「のりちゃんっていう、サーファーの人で」
「知ってる知ってる!」
のりちゃんは、朝ドラ「つばさ」のスピンオフ「好きと言えなくて 中年編(仮)」でROLLYさん演じる浪岡の相手役の団子屋の娘さんを演じた中島ひろ子ちゃんのお友達。わたしが突然ひろ子ちゃんを訪ねた夜が一度だけあって、そのときにひろ子ちゃんと飲んでいたのがのりちゃんで、三人で飲み明かしたのだった。
そののりちゃんともう一人の今井雅子さんは、同じ時期に選手同士で、今でも仲良しらしい。
[5]続きを読む
11月09日(水)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る