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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ 「ビターシュガー」とチョコのご縁
よる☆ドラ「ビターシュガー」放送開始を盛り上げるため、勝手に企画した「#ビターシュガー 私的チョコキャン」。ツイッターで「#ビターシュガー @masakoimai」を含むつぶやきから抽選で5名様にエミリーズチョコレート奥沢のビターシュガーなチョコレートをプレゼントするというもの。

その告知をfacebookで見たマッキャンエリクソン時代の元同僚・ボーモント愛子さんから「うちのチョコも食べてみて」と連絡があり、チョコが送られてきた。

それがこの、エルセイボチョコ。

エルセイボというのは、南米ボリビアの農協の名前で「不死身の木」という意味。フェアトレードでカカオという「チョコレートの材料」を買って「もらう」のではなく、世界に通用する品質の「チョコレート商品」を開発して、商品力で勝負したいと考え、世界的チョコレート鑑定家のクロエ・ドゥートレ・ルーセルに相談。その熱に打たれたクロエと組んで、2年がかりで究極の材料を最高に生かせる配合を生み出したのだった。

ひと口かじってみると、ずっしり濃厚、ワインにも合いそうな力強い大地の味。

「チョコレートは奥が深くて、ワインに似てるの」と愛子さん。詳しいのもそのはずで、クロエの本『チョコレート・バイブル―人生を変える「一枚」を求めて』の日本語訳を共訳で手がけられている。そもそもは共訳の一人である友人が「素晴らしい本がある」と紹介してくれ、訳すうちにますますチョコの世界に魅せられたらしい。

その勢いで、エルセイボチョコの日本での販売を引き受けるために、エッセンシャリーという会社を立ち上げてしまった。

一方、エミリーズチョコレート奥沢は、マッキャン時代のコピーライターの後輩だった澤村君が奥さんと始めたチョコレート屋さんなのだけど、その澤村君を突き動かしたのが『チョコレート・バイブル』との出会いだったと愛子さんの話で知った。

「私は商品を広めるお手伝いをするようになって、澤村君は作るところからやるようになったというわけ」

同じ会社にいた人で、チョコで人生が変わった人が二人も! しかも、そのルーツはクロエという一人の女性なのだった。

もう一人、マッキャン時代の同期に紹介されて仲良くなった永野貴子もオーガニック素材を使用した男と女の為のマカ入りチョコレートCoco de Mer(ココドゥメール)をプロデュースしていて、これまた物語のあるチョコレート。

そして、わたしはというと、マッキャンをやめた2005年、脚本家で一本立ちするにあたって作った名刺が「チョコレート」だった。「なんでチョコなの?」とわたしより少し前にマッキャンを卒業したアートディレクターの古川ジュンさんに聞かれて、"Life is bitter and sweet, like chocolate"というフレーズを刻んだ。

それから6年。人生の甘さと苦さを物語る「ビターシュガー」というドラマに関わることになった。チョコの神様に導かれているよう。びたしゅがはチョコの話じゃないけれど。
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@han_zou_tw 臭いものに蓋的発想の言い換えも、よくありますね。言葉は取り扱い注意です。ところで、このつぶやきだけ見たら意図を誤解されそう→QT 接吻がダメでキスならOK!?性交は卑猥でもSEXならOK!?売春をエンコーと言うのと変わらない誤魔化しがありますよね。
posted at 22:53:10

@momochacream @kawagoe_walker ドラマもバンドもうちのダンナは赤ラジ(川越でいただいたラジオの愛称)で聴いていましたよ。
posted at 22:50:38

言葉の裏や奥にあるものの読解力や想像力が低下しているようで気がかりです。反射神経で言葉を狩っていくと、日本語はやせ細ってしまうのでは。QT @cop_eku 図書館戦争シリーズでも描かれたテーマですね。自分のお気に入りのメディアでそれが起きたら堪らないと納得。 RT 言葉狩り
posted at 22:48:38

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