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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ ひさしぶりにお見合い
呼び合ったかのようなご縁を感じる作品は、うまくいく。映画脚本デビュー作の『パコダテ人』がそうで、コンクール応募脚本を気に入って直接電話をくれた前田哲監督に会ったら、わたしの父が教えていた高校に、同じ時期に在籍していたことがわかり、お互いびっくりした。さらに、プロデューサーの三木和史さんを紹介されたら、なぜかすでに名刺交換していて、少し前に会社の同僚に誘われて顔を出した飲み会で会っていたことがわかった。
世の中狭すぎやなあ。けどご縁ですねえ。と言っていたら、映画が成立した。映画は企画がボツになることのほうが圧倒的に多いから、ご縁のご利益もあったのだろう。
市村正親さんが30分の音楽劇を一人芝居で演じるNHK夏の特番「真夜中のアンデルセン」でもご縁が続いた。市村さんはアンデルセンの生まれ変わりという設定のバーテンダーと劇中の役すべてを演じられたのだが、バー「アンデルセン」のロケ地に使われたタブローズというバーは、わたしがコピーライターで担当しているBACARDIというラム酒のカクテルを撮影するのに使ったお店だった。カクテルの知識もまた脚本執筆に役に立った。
そして、シリーズ化を想定していたこの番組で第一回に選んだ物語は人魚姫だったのだけど、ロケハンでタブローズを訪ねたら、壁にかかっている絵が人魚姫で、演出の井料拓也さんと一緒にぞくぞくっとした。
朝ドラ「てっぱん」では、高校時代の担任だった永山先生がひろしま駅伝大阪チームのコーチをされているという縁を知ってびっくりした。、駅伝君・滝沢と同じ最終7区を走った大坪隆誠選手が駅伝君に靴を貸していたという縁まであった。
今日舞い込んだのも、これまた初対面から話がどんどんつながり、ご縁を感じるお仕事。いつか、とわたしの中であたためていた企画と響き合うような話が持ち込まれ、お互い興奮した。脚本家にとってプロデューサーとの顔合わせはお見合いのようなもの。長いお仕事を共に乗り切れるかどうかは、最初に会ったときの印象でほぼ決まると言ってもいい。
さらに、ご挨拶にと持ってきていただいたお菓子が、ここのところ気になっていたTHEOBROMA(テオブロマ)のもの。さらに、中身はマカロンで、大阪のふくちゃんさとちゃんから誕生日プレゼントにマカロンクッションを贈られたばかりのたまは「かぶるまかろんじゃなくて、たべられるまかろん!」と大喜び。同じ色、グリーンのピスタチオ味も。この仕事もうまくいくぞと思っている。
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@satomi_sa ありがとうございます。「ビターシュガー」ぜひ観て感想聞かせてくださいね。ただいま撮影中です。
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@naoko908 字余りですが、来年も言ってくれるかな #teppan QT 語呂はよくないけど、てっぱん好きにとっては分かりやすいですよねw RT @tamago_bot822「べっちゃーは〜そと。ふくは〜うち」。鬼といえば、ベッチャー。朝ドラてっぱんで、すっかり尾道通。
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@tona__chan 口では「じいじ」と言ってたのに、書くと「じじい」になってました。スペルミスのようなものでしょうか。「ばあばのあがかけない」と言うので、音引きにしたら?とアドバイスしました。
posted at 11:26:13
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09月06日(火)
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