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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ 友情も子どもも育つご近所さんの会
たま5歳の誕生会納めは、ご近所さんと。誕生会にかこつけて久々にわが家で開催することにして、家を片づけようという算段。ここ数日、不要な物との決別に拍車がかかり、当社比ではかなりのスッキリ感を達成した。
ご近所会の皆さんは、わが家の惨状をよくご存知なので、「片づきましたねー」と一様に驚いてくれ、張り合いがある。
「そういえば『人生がときめく片づけの魔法』って本が売れてるらしいね」とK氏。
「その本がわたしのバイブルなんですよ! 編集を担当されたのが高校の先輩で」
「今井さんがこれだけ片づけられるんだから、すごい本に違いない。うちも早速読もう」とK氏が夫人に促す。
「部屋が片づいたら、最後は人間関係の整理に向かうらしくて、いらないダンナがバッサリ捨てられたりするそうですよ」とわたしが言うと、
「ダメだ、やめとこう」
ダンナが捨てられるかどうかはともかく、わが家の場合は、片づけ効果により、妻が捨てられるリスクは減ったと思われる。
料理自慢の夫人たちの持ち寄りに期待して、メニューはサンドイッチ。わが家は近所の肉屋自慢のハム類やチーズやオリーブやピクルスを用意。T氏から送られただだ茶豆もゆでたが、片づけに手を取られ、何も作る余裕がなかった。
豚のパテ、フムス(ヒヨコ豆のペースト)、トマトのオリーブオイル漬け、ビシソワーズ、巻き寿司などなど、期待以上のごちそうが並ぶ。ピタパンも手作り。「簡単よー」とY夫人。わが家でも生地からこねて、パーティ終盤で焼きたてを頬張った。

この顔ぶれで集まるようになったのは、いつからだったか、と記憶の答え合わせをする。散歩コースにあるイタリアンに初めて入ったら、隣のテーブルに元同僚のY夫人と、当時はまだ交際中のY氏がいた。Y氏が友人のT氏とMちゃんのカップルを紹介してくれたのは、2003年9月16日のこと。日付をはっきり覚えているのは、ヤシガニパニック(>>>日記)があった夜だから。
その後、K夫妻と会ったのは、うちの近所に短い時間存在した「ポカラポカラ」というお店のオープニングだったのは覚えているのだけど、そのテーブルに誰がいたかを思い出せず、議論になった。10年も経っていないことでも忘れてしまう。昔話がボケ防止に効果的というのは、40代から始まっている。
出会ったときは30代前半だった面々も、今や40歳前後の「ビターシュガー」世代。健康の話題が食卓にのぼることが増えた。甘いばかりじゃいられない、苦味を増す時代。でも、それを分かち合い、ワインと一緒に飲み込んでくれる友がいることに、助けられる。
大人たちが老化という退化を痛感する傍らで、女の子ばかり5人の二代目たちは、成長を見せてくれた。これまでは、すぐに「ママー」とSOSが飛んだり、「つまんない」と甘えてきたり、なかなか輪になって遊ばせるのが難しかったのだけど、今日は子どもたちだけで機嫌良く遊ぶ時間が長く、大人は食事と会話に集中できた。
子育て中の主婦にとっては、ゆっくりワインを飲むのも貴重な機会。

5人娘のうち、8月生まれは、たまとまゆたんの二人。小ぶりのケーキ二つに5本と6本のキャンドルを灯し、みんなで歌ってお祝いした。Y家からは誕生日プレゼントにドイツの手編み機をいただく。
ご近所さんの会は、あと半月で8歳。

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尾道からしまなみ街道で向かった今治の道の駅。そこで買い求めた梅干し(250円!)を一か月かけて少しずつ味わった。きゅうりにあえて、素麺と食べるのがわが家の定番に。製造者は大三島町野々江の柏原七重さん。tラベルに書いてある電話番号にかけようかと思ったほどおいしかった。
posted at 08:00:56
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08月27日(土)
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