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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ 本郷三丁目のBесна(ベスナー)閉店
本郷三丁目のロシア料理屋Bесна(ベスナー)が来週の金曜で閉店すると聞き、ご近所の会仲間で飲みに行くことになった。もともとご近所会のなかに行きつけが何人かいて、そのつながりでわたしも何度かお邪魔していた。常連が足しげく通い、行けば誰か顔見知りがいるような店。数えるほどしか行っていないわたしはビジター的存在だけど、ダンナがわたしの何倍か通っているおかげで、マスターにはよく覚えてもらっている。
夜お邪魔するのは、思い出せないほど久しぶり。子どもができてからそもそも夜の外出が減ったのだけど、今夜はダンナもいるし、同じテーブルを囲むのは家族ぐるみのおつきあいの人たちだし、たまを連れて出かけた。
メニューはおまかせで、マスターが次々と運んでくる。店頭に並ばない小さな新じゃがをゆでただけのもの、今朝届いたというアスパラ。Mr.ボイルのあだ名を持つマスターは、野菜をおいしくゆでることにこだわる。野菜好きがこうじて伊豆で畑を耕すようになり、そっちに専念するために店を閉めることにしたという。
といっても、農業で稼ぐというつもりはなく、自分の持ち時間をどう使おうか考えての決断のよう。
震災の影響で畳むことになった店が東京でも相次いでいるけれど、マスターの場合は計画的。「いいお客さんに恵まれて、本当に最後まで楽しかった。でも、この先の伊豆での暮らしもとても楽しみ」。年齢を感じさせない若々しさでハツラツと語るマスター。
店は結局、人だなあとつくづく思う。
たまはいい子にして、よく食べていたけれど、デジカメをいじっているうち「全消去」してしまった。ここ一か月分の写真はパソコンに取り込んでないので、記憶にしかとどめられていない。ベスナーの写真も、全消去の後あわてて撮った、ボケボケのこの一枚だけ。

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@nobuwata 本郷のロシア料理屋へたまを連れて行ったところ「お客さんからいただきもので」と出て来たのは赤ベこクッキー。呑み鐵さんですかと問うと「聞き鐵さんです」とマスター。でもきっと二人は同じ人ねと想像して、いただきました。福島のニュースを見ては会津の蔵元さんを想ってます。
posted at 22:57:16
【たま語】「パパにチューしたとき、はなみずつけといた」とわたしに報告してから「サービス♡」。
posted at 12:49:04
06月14日(火)
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