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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ 脚本を捨てられますか
ダンナ父からたまへデートのお誘いの電話。この頃は「ママとあそぶぅ」としぶることが多かったたまは、昨日からわたしとダンナが風邪を引き、一緒に遊んでもらえないのを察して、あっさり「じいじばあばのいえにいく」と出かけていった。何が自分にとっていちばんトクかを嗅ぎ分ける嗅覚は、さすが。

鼻といえば、鼻から来たわたしの風邪は、ひどくなる前に快方へ向かいつつあり、体はかなり軽くなった。amazonで注文した『人生がときめく片づけの魔法』が届いたので、早速一気に読む。ツイッターでつながった同郷の堺泉北出身のサンマーク出版の高橋朋宏さんが編集を手がけた新刊で、高橋さんのつぶやきを読んで、この本ならばと期待を込めて買い求めたのだった。

片づけたい気持ちはあるし、片づけなきゃならない切羽詰まった状況でもある。なのに、なかなか片づけられないし、片づけたつもりでも片づいていない。そんなわたしのような人のために、というか、わたしのために書かれたのではないかと思えるほど、ビンゴ!な本。そうなのだ、片づけられないのは部屋の間取りのせいでも資料が多い仕事のせいでもなく、捨てられないわたしの意識の問題だったのだ。その意識改革をこの本はやってくれる。片づけ方の本ではなく、片づけられないわたしに片をつける本だった。

資料は全部捨てるのが基本とか、すごい思い切ったことを言ってのける著者のこんまり(近藤麻理恵)さん。でも、それで困った人はいませんと言い切る。5才のときから片づけのことを考え続けているその道のプロというより求道者の言葉は力強い。

たしかに終わった仕事の脚本は読み返さない。でも、苦労の結晶でありやり遂げた勲章であるから捨てられない。だけど、大事なのは過去ではなく今だこれからだと言われると、これまでは考えたこともなかった「手放す」という選択肢が急浮上する。「てっぱん」は完本(最後に刷る本)に至るまでに白本(最初に刷る本)、青本(二回目に刷る本)、週によっては緑本、オレンジ本と刻み、それぞれ2冊ずつ送られてきたりするので、26週分だと150冊を越える。さすがに完本だけは残したいと思うが、それで52冊。一組にして半分に減らすべきか。世の脚本家の皆さんはどうしているのだろう。

まずは電化製品の取扱書を一気に捨てた。先日洗濯機の取説をネットで見つけた安心感もあって、これはハードルが低い。

おっと、こんまりさん曰く「服から」手をつけるのがオキテらしい。というわけで、子ども服から。これは「もう入らない」という明快な線引きがあるので、いるものいらないものを分けやすい。そして、「服は畳んで立てて収納」するのもオキテ。ちなみに、「物を手にしたときにときめくかどうか」がこんまりさん流の捨てるかどうかのバロメータ。サイズが合っていても、ときめかなければ捨てる。この法則だと「いつか着るかも」の服は、バッサリと捨て組に分類される。

ときめくものだけに囲まれた生活を想像してみて、そこへ向かって捨てよ。とてもシンプルかつ火つけ力のあるアドバイス。鉄は熱いうちになんとやら、明日も捨てます。
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『人生がときめく片づけの魔法』 http://amzn.to/ikfzR3 今日届いて早速読了。「いつでも同じ場所で待っていてくれて、守ってくれる(略)片づけとは、いつも自分を支えてくれるおうちへの恩返し」。目から涙そして鱗。早速子供服から取りかかります。 @takatomo1
posted at 22:54:57

@toshiyounggreen 水曜スペシャル(懐かし!)でやってましたね天才少年少女。たまの場合は刷り込み型ですが。RT @toshiyounggreen @masakoimai 東海道線の駅名を言える子とか、昔はよくメディアに登場してましたよね←高性能記憶メディア状態
posted at 18:30:18

@tsunkuboy またかりふわ堂に行きたくなっちゃいます。ところで肉じゃが焼きは完成しましたか。かりふわ堂自慢の牛すじ×じゃがが美味しそうだと思っています。 RT 本日19時〜「お願い!ランキング」の人気コーナー「美食アカデミー」に「かりふわ堂」が出演! #teppan
posted at 16:34:39


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02月12日(土)
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