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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ 朝ドラ「てっぱん」第1週記者試写

9月27日に放送が始まる朝ドラ「てっぱん」記者試写にお邪魔するため、ひさしぶりに渋谷のNHKへ。西口玄関は「てっぱん」一色。お好み焼きを頬張るヒロインあかり(瀧本美織)がずらずらずらっ。写真の左端から時計をはさんでさらにずらり。


記者試写会場の左右もポスターがずらり。正面を彩るのは「てっぱん」ロゴを組み合わせたパネル。音符を想起させるタイトルロゴ。お好み焼きを思わせる円とコテを組み合わせたタイトルはオープニングのタイトルバックに登場。

定刻になり、第1週「ばあちゃんが来た!」全6回90分を鑑賞。事前にパソコン再生で見ていたけれど、大きなスクリーンで、いい音で見るのはまた格別。大勢でスクリーンで味わうのは映画鑑賞のようでもあり、皆さんの反応がうかがえて興味深い。わたしの右側の男性は始終おなかが鳴り続けていた。

「てっぱん」は、笑って泣いて、おなかがすいて、忙しい。後で聞いた話では、「涙がなだれてきた」と言ってくださった方もいたのだとか。流れて、ではなく、なだれて。第1週の脚本は寺田敏雄さん。今井雅子は脚本協力。

上映後、ヒロイン村上あかり役の瀧本美織さんが海辺潔チーフプロデューサーとともに登壇。スペシャルゲストの葉加瀬太郎さんも加わり、興味深い話をたくさん聞けた。

瀧本さんは「オープニングを見ただけで涙がとめどなくあふれてきて……」。出演者やスタッフの名前が次々と出て来て、ひとつのドラマを実にたくさんの人が支えている、自分も支えられていることをあらためて感じたそう。いつ会っても、真っ直ぐで清々しい人。

絶好調の『ゲゲゲの女房』の後を走ることについては「プレッシャーはありません。引き続き見てもらえれば。ピンチはチャンスみたいな感じ」。葉加瀬さんから「ピンチ?」と突っ込まれ「あれ? 違います?」とあわてる姿がかわいい。あかりはまさにピンチをチャンスに変える子。

葉加瀬さんのお話は間の取り方が絶妙で、音楽同様引き込まれた。曲作りにあたっては、人と人、大阪と尾道のつながりを意識、瀬戸内海が地中海に見えるようにと南欧のテイストを取り入れたとのこと。テーマ曲はモデラートという仮題だったがヒロインあかり役の瀧本美織さんの映像を見て「ひまわり」と名づけたそう。

娘に向日葵(ひまり)と名づけるほどひまわりが好きな葉加瀬さん。いつか「ひまわり」という名の曲を書かなくてはと思っていたそうで、「てっぱん」との出会いを得て、そのテーマ曲にとっておきの名をつけたと言う。

宣伝資料をどっさり頂いて帰り、夏の異動で札幌から東京ドラマ部に来た家富嬢とお昼。初めて組んだFMシアター『友子とモコ』収録以来一年半ぶりの再会。お店はセンター街にあるビストロ・ラ・クチーナ。青山一丁目の会社でコピーライターをしていた頃、贔屓にしていたイタリアン。今は年に一度行くかどうかだけど、顔を覚えていてくれる。自分の仕事の話をしたことはなかったけれど、実は脚本を書いてますと「てっぱん」の案内を渡した。
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『名文どろぼう』 (竹内政明) http://amzn.to/csQDYS 期待以上の面白さ。読売新聞編集手帳の名調子とコラムを彩る引用の数々のルーツはここにあったか。笑ったり泣いたり膝を打ったり大忙し。やっぱり日本語って豊かだ。
posted at 23:58:53

わたしも目覚ましなしに7:44に目が覚めます。BSで見て8時からは教育テレビに。RT @yoko_d 視聴習慣、家族でばっちりです。RT おしん以来の朝ドラ休眠中視聴者を起こせたら制作者冥利に尽きます。「ゲゲゲの女房」から視聴習慣をつけられるのもよろしいかと。 @itobun
posted at 23:45:35

【たま語】お風呂で水遊びしながらパパを待つ。「パパー、はやくしないと、まちきれちゃうよ」。待ちきれないと待ちくたびれるが合体!?待てない気持ちは伝わる。
posted at 23:43:34


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