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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ 「つばさ」の優花ちゃん、「はだしになって」を歌う。
広告会社時代のコピーライターの大先輩、濱田哲二さんが中心になって活動している縁で関わることになったチャイルド・オアシス・プロジェクト。21世紀の子どもが歌える歌をつくろうという呼びかけに応えて、わたしは作詞で参加させてもらっている。

わたしが作詞した「はだしになって」にプロジェクトメンバーの一人である「およげ!たいやきくん」の作曲家、佐瀬寿一さんが曲をつけてくれ、朝ドラ「つばさ」で真瀬優花を演じた畠山彩奈ちゃんと林家たい平さんのデュエットを吹き込んだのが昨秋のこと。今後の展開は未定だけれど、ライブでお披露目されることになり、一家で新高円寺にあるセシオン杉並へお邪魔した。

ライブでは彩奈ちゃんと佐瀬さんがデュエットで歌うことに。「ちゅばさのゆうかちゃん」の大ファンのたまは「優花ちゃんに会えるよ」と言うと目を輝かせ、前日からわくわくそわそわ。「何持って行こうか?お菓子にする?お花にする?」と聞くと「かさにする。ゆうかちゃんがぬれないように」。本当に大好きなんだなあと驚いた。

ライブの前に控え室で対面。お近づきのしるしにメリーゴーランドの箱に入ったお菓子を差し出すなり、たまは固まってしまった。内弁慶の恥ずかしがり屋に加えて、憧れの人に会えた緊張でカチンコチンに。そんなたまに彩奈ちゃんはにっこり笑って手をつないでくれ、写真撮影。たまの表情は固かったけれど、天にも昇るような気持ちだったんだろうなあ。その後もライブの間ずっと「ゆうかちゃんのところいくぅ」と追いかけ回していた。

彩奈ちゃんは「はだしになって」と野菜ソングの「きょうもいっぱいありがとう」を披露。「はだしになって」の音合わせのときに立ち会ったけれど、あれから半年の間ずいぶん練習したことがうかがえる堂々たる歌いっぷりだった。振りつきで生き生きと歌う姿がとにかく愛らしく、たまはもちろんわたしもあらためてファンになった。

「はだしになって」の歌詞の初稿を送ったのは、ちょうど2年前のこと。

>>>2008年04月16日(水)  マタニティオレンジ269 『およげ! たいやきくん』作曲家が贈る新しい童謡

半年後に曲のデモができ、

>>>2008年09月04日(木)  佐瀬寿一さんと『はだしになって』

曲に合わせて歌詞を改訂。それからさらに一年経って、彩奈ちゃんにデモを歌ってもらう話になり、仮歌を聴いて歌詞を微修正。その数か月後の昨年11月に、彩奈ちゃんと林家たい平さんのデモ収録となった。

歌を育てるのも、じっくり時間がかかる。今後の展開はまだ何も決まっていないけれど、口ずさんでくれる人が少しずつふえて、さらに育ってくれたらうれしい。

はだしになって
いまいまさこ作詞 佐瀬寿一作曲

1)
春の足音 聞こえてきたら
靴を脱いで 靴下脱いで 
はだしになろう

はるるるるん はるるんるん

はだし はだし はだかの足で
大地にアンテナ ピンと張る
はだし はだし はだかの足で
春をさがしに でかけよう

2)
水がきらきら いいきもち
砂のこちょこちょ くすぐったいよ
はだしになろう

なつつるるん なつつるりん

はだし はだし はだかの足で
お魚たちと こんにちは
はだし はだし はだかの足で
夏の思い出 つかまえよう 

3)
落ち葉のじゅうたん 色とりどり 
サワサワザクザク 踏みしめて   
はだしになろう

あきみのるん あきみのりん 

はだし はだし はだかの足で
木の実どんぐり 見いつけた
はだし はだし はだかの足で
秋のぬくもり たしかめよう

3)
ふわふわ雪が おいでおいで   
庭かけ回る 犬おいかけて   
はだしに なろう

ふゆふるるん ふゆぶるるん

はだし はだし はだかの足が
かじかんだら お湯にざぶん
はだし はだし はだかの足で
冬に足跡 残そうよ

くり返し)
めぐるるるん めぐるるるん

はだし はだし はだかの足で
春夏秋冬 るるるるるん 
はだし はだし はだかの足で
季節のめぐみ あじわおう



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04月11日(日)
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