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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ 「てっぱん」で気分はお好み焼き
秋からの朝ドラ「てっぱん」の製作発表があってから2週間あまり。わたしが参加していることを知った友人知人から予想以上の反響があり、その大半は「いいなあ〜粉もん」というもの。尾道から出てきたヒロインが半世紀分年上のばあちゃんと大阪でお好み焼きを切り盛りするという鉄板繁盛記という部分に反応して、「取材でお好み焼きいっぱい食べられそう」と羨ましがられる。「鉄板=当たるのが堅い」にあやかって鉄板パーティを開こうと誘ってくれた脚本家仲間もいた。

お好み焼きだけの話ではないのだけど、お好み焼きへの食いつきの良さには驚く。それが関西人や広島人に限らないのも面白い。親が関西出身だったり、学生時代に大阪や広島に住んだり、ずっと東京だけど行きつけのお好み焼き屋があったり、お好み焼きには一言いわずにはいられない人がずいぶんたくさんいることを知った。

大阪で生まれ育ったわたしにとってはソウルフードとも言うべき親しんだ味だし、お好み焼きのことを考えるのも楽しいし、お好み焼きの空気や匂いも思い浮かべやすい。脚本家の仕事は題材と自分の接点を見つけて引き寄せるところから始まるけれど、その点ではとても入っていきやすい世界だといえる。

困ったのは、「てっぱん」のことを考えていると、お好み焼きを食べたくなってしまうこと。パソコンにアイデアを書き出すうちに、頭の中はお好み焼きでいっぱいになり、幻覚でソースの匂いが漂い始める。近所には店がないし、スーパーの店先にも売っていないので、ついに先日自分で作ったが、今年はわが家の食卓にのぼる機会がふえそう。そうして東京生まれの娘もお好み焼きがソウルフードになっていくのだろう。

今日は前から気になっていたお店へ。月曜の夜から大にぎわいでカウンター席しか空いていなかったけれど、それが良かった。お好み焼きを焼く手つきを間近で見て、鉄板の熱を感じながら食べるのは格別。
見た目もきれい、お花が咲いたみたいなれんこん焼き。
大阪人にはなじみの深いとん平焼き。
チーズはさみチジミ。
締めは広島焼。大阪焼は先日自分で作ったので。

外食のお好み焼き指数も高くなりそう。そして、日本全体で「てっぱん」熱が高くなりますように。

今日のtwitter(下から上に時間が流れます)
>>>twilogで読む

【たま語】わたしの父そっくりなくまのぬいぐるみを使って、パパが大阪じいじごっこ。おなかすいて倒れそうや〜が口癖の空腹キャラがたまはお気に入り。おなかすいたとわたしが何気なく言ったら、すかさず「たおれそう?」。
posted at 22:31:35

【たま語】「ちょっと」が口癖。おむつでおしっこしてしまったのを恥ずかしくてパパに言えず、泣いちゃった後で、わたしにこっそり「パパはちょっとおとこのこだからね」。
posted at 22:24:58

【たま語】加藤清史郎くんの警視庁のポスターを見て、「こどもてんちょうに、にてるんだけど、ちょっとちがうんだよねえ」。
posted at 22:23:32

「時が過ぎるのではない 人が過ぎるのだ」。twitterのTLの流れを見ていると、詩人・田村隆一さんの言葉がしっくりくる。
posted at 22:21:35

@kamakuradan 福岡伸一さん、「生物と無生物のあいだ」の人ですよね。文体からすると翻訳ものかもという気もしています。
posted at 22:19:27

@dars0312 今読みました。仕事早いですね。勉強になってよかったです。またお気軽にいまいまさこカフェに遊びに来てくださいね。
posted at 21:57:21

今日は打ち合わせへの移動で歩数を稼いで12106歩。3日連続1万歩超え。医療費17円節約(厚労省の試算一歩あたり0.0014円×12106=16.9684)+地下鉄ひと駅分170円浮いて、187円のトク。

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01月25日(月)
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