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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ 新年初映画『カールじいさんと空飛ぶ家』
年末からたまが行きたがっていた『カールじいさんと空飛ぶ家』を一家で観に行くことに。子ども時代の刷り込みとは恐ろしいもので、何度言っても「カールおじさん」と間違ってしまう。
普段はあまり映画の話題を持ち出さないダンナ母が、この作品には異様な興味を示し、大晦日から正月にかけて「ねえ、良さそうじゃない。観に行きたいわ」としきりに夫であるダンナ父を誘っていたので声をかけてみると「今日は行きたくないわ」という返事だった。
ダンナ母は夫婦で観に行きたいようで、それというのも、「仲のいい老夫婦が幸せに暮らしていたが、とうとう妻は亡くなり、夫は風船で旅立つ」話だと理解しているからなのだけど、実際には、冒頭の10分で幸せな結婚生活から妻の死までが描かれ、そこからじいさんの冒険物語が始まる。ダンナ母にとっては、じいさんはどうでもよく、関心はおばあさんにあるわけで、いざ観に行ったは、いきなり終わったようなショックを受けるかもしれない。
たまは初めての3Dメガネに上映前からワクワク。ディズニーランドでかけるものよりずっとフィット感があって自然なかけ心地。
先日試写を見たと言うミヤケマイが褒めていた『Dr.パルナサスの鏡』はわたし好みの予感。期待度NO.1の『Alice in Wonderland』の予告は3Dで。ロバート・サブダのしかけ絵本もすばらしいし、まさに3D向きのお話。アリスが成功したら、次はぜひ『The Wizard of Oz』を。
肝心の本編は思ったほど3D感がなく、3Dにしなくても良かったのではという気も。でも、風船が浮き上がる瞬間は、目の前に本物が現れたような臨場感があり、それだけでも劇場で3Dで観る値打ちを感じた。何を膨らませ、何を省くか、キャラクターをどう造形するか、ピクサーの脚本は王道のお手本のような作りとても勉強になる。クレジットを見ると、ストーリーオーガナイザーがいて脚本家チームが名を連ねている。ブレストしながら固めていくのだろうか。マジョリティ受けを狙ったゆえの予定調和も感じられたけれど、冒険ブックやお手伝いバッジというアイテムへの愛着にはとても共感できた。
エンドロールがスクラップブック仕立てになっていたのも好感。pixer babiesは今作品も何行も連なっていて、作品に関わったスタッフの人数とかけた時間に思いをはせた。
たまは途中で怖がってしまいぐずったが、何とか最後までなだめた。
2日は人出の割に空いている店が少なく、ランチの店探しに難航。紅虎餃子は長蛇の列(寅年ということも関係?)でMUJI CAHEも列が取り巻き、イトシアも満員御礼。ガード下のパスタ屋のサンレモへ行ってみると、年末にイル・バロッコというイタリアンに変わっていたが、すんなり入れて、大盛り無料のコストパフォーマンスの高いランチにありつけた。
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【たま語】イタリアンレストランの2階でお昼を食べ終えて席を立つとき、「おかえりでーす」。客が席を立つたびに店員さんが「2名様お帰りです」などと一階へ声をかけていたのを見て覚えた様子。
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@hiroshi_yok 道路の真ん中を走っていて安全(叱られないという意味でも)なのが不思議だったようです。RT @hiroshi_yok 新春早々,冴えてますねぇ。(^_^) RT @masakoimai:【たま語】箱根駅伝を観ながら「どうしてひかれないの?」。
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01月02日(土)
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