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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ 鎌倉2万歩食べ歩き
昨日わたしが川越へ行っている間、娘のたまはダンナと鎌倉の友人セピー君の家へ。わたしは朝から合流、東京駅で江の電フリー切符(往復乗車券+江の電乗り降り自由で2千円足らず)を買っておくべし、と聞いていたのに買いそびれたので鎌倉駅で江の電乗り降り自由の「のりおりくん」を購入。
お昼をどこで食べようか、と鎌倉駅付近を散策。いつ来ても気になるカフェや雑貨屋ががそこかしこに。センスのいい人が集まって、いい風景をつくっている町。路地を入ったところのしらすたこ焼きをソースではなく醤油で。予想以上にうまし。
数十メートル歩くと、軒先で詰めたて焼きたてのソーセージを売っている。列に並び、プレーンとバジルを一本ずつ。写真撮る間もなく、胃に納める。
そこから目と鼻の先のimbissドイツ風スナックスタンドでセピー君が生ハムサンドを買い求めたところ、肉食系女子のたまが雌ライオンのごとく完食。ひと口食べさせてもらったこのハムのレベルも相当なもの。
結局、買い食いでおなかいっぱいになったので、店には入らず散歩を続け、建長寺という大きなお寺へ。近くを歩いている五十代ぐらいの男性が映画『2012』について熱っぽく語っていた。圧倒的なスケールの寺と世紀末の話題が調和する。
そばではりついていると、たま語の新作が続々。玉砂利で遊んで、「やきそばつくってるの」。黄色い実がなっている木を指差し、「これは みかんじゃないよ。みかんは オレンジだよ」と言い、「これは ももだよ」と言ってから、最後に「ママだよ」。
急な階段を何百段も上り、富士山がのぞめるというてっぺんへ。雲に隠れて拝めなかったけれど、なんとなく、目を凝らしていると、富士山が浮かび上がってくるような気も。
よく歩いたので、行きの道で気になっていた欧林洞というケーキ屋さんの喫茶室へ。お店の雰囲気や店員さんのたたずまいに、洋菓子ウエストの喫茶室に通じる清楚さと気品。空気まで味わいのあるお店。焼き菓子の盛り合わせとフレーバーティーをいただく。
お手洗いも品があって、居心地が良い。お行儀の悪いたまは便座シートをエプロンに……。こういう使い方もあったか!?
帰りは前々から気になっていたKIBIYAベーカリーで明日のパンを。小さな小さなお店に宝もののようなパンがちょこちょこ。こういうお店、大好き。「のりおりくん」提示で一割引に。
長谷寺のライトアップは今日が最終日で長蛇の列。諦めて手前のオルゴール博物館(という名のオルゴール専門店)へ。たまはいろんな曲を試し聴きして大喜び。ポニョのテーマを聞かせると、「はぶらしのうた!」。保育園では替え歌で歯磨き指導をしている。
夕飯は、せぴー君の家で作ることに。昨日のお肉の残りのガーリックライスと、地元の天日干ししらすをたっぷり使ったオムレツと、ゆずを搾ったさっぱりサラダ。
万歩計は2万4千歩。よく歩いて、よく食べて、鎌倉の休日はいつも一日で数日分の満足感。
12月06日(日)
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