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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ 「鉄」の皆さんとお座敷列車忘年会(鉄道用語修正版)
ご近所仲間で鉄道ファンのT氏に誘われ、人生初のお座敷列車を体験。JR千葉が去年この時期限定で走らせた「お座敷東金(とうがね)号」で、車内忘年会の需要を当て込んだもののよう。
両国駅の普段は使われない3番ホームから発車。通勤客が乗り降りする2番ホームから見下ろす形になり、「おい、あれは何だ?」と少なからぬ注目と動揺を集めていた。
3番ホームへ向かう通路には赤絨毯と、家庭サイズのごじんまりしたクリスマスツリーが。


ホームには屋台が並び、おでん、焼き鳥、お弁当、飲み物を販売。声を張り上げる売り子さんたちはJR千葉の人たちだろうか。
12/18 日記を読んだT氏より専門家コメント到着。以下3つのテーブルにて紹介。
両国駅でおでん等を販売していたのは、JR東日本系の弁当・車販・構内営業会社NRE(日本レストランエンタプライズ)の社員さん達です。販売員の女性はたぶん車販嬢だと思います。男性販売員達は法被は羽織るわ、髷のおもちゃカツラをかぶっているわで面白かったですね。
少年のように目を輝かせたいい大人たちが続々とホームに現れる。こちらは「鉄」の方々だろうか。とくにディープそうな雰囲気をかもした方々がわたしの座席指定特急券が示す座席のある車両に消えて行く。
「とくにディープそうな雰囲気をかもした方々」が手にしていたのは、「特急券」ではなくて「グリーン券」です。「お座敷東金号」は快速列車なので、特急ではなく、普通列車扱いです。全席グリーン指定席なので、正式な名称で言うところの「普通列車用グリーン券」が必要なのです。普通列車用グリーン券には自由席と指定席の二種類があり、値段も異なるので、「指定席グリーン券」が通称として使われています。
T氏の鉄道仲間の人たちで一車両ほぼ貸し切りとのこと。ほぼ、というのは、四席だけ別グループということだったが、その一角に乗り込んできたのは男性一名だった。キャンセルがあったのか、男性が一人で四席をおさえていたのか。
SL只見号でT氏より紹介され(>>>2004年10月23日(土) SLに乗ったり地震に遭ったり)、昨夏「串駒」の利き酒会でもご一緒した(>>>2009年07月07日(火) 彦星は一年ぶりの会津の酒!「第5回 天明・七夕の宴」)「呑み鐵」さんが、贔屓の会津の酒を持ち込んでいた。取り寄せではなく、買い付けに行かれたとのこと。もちろん鉄道で。呑み鐵さんのデータによると、
■泉川 純米吟醸 ふな口本生 21BY 廣木酒造(福島県会津坂下町)使用米 五百万石
■飛露喜 特別純米 生詰 20BY 廣木酒造(福島県会津坂下町)使用米 五百万石・華吹雪
■出羽桜(出羽燦々誕生記念) 純米吟醸 本生 出羽桜酒造(山形県天童市)使用米 出羽燦々
スペックに詳しいのが「鉄」に見られる傾向だが、日本酒を語るときにもそれが現れる。このお酒がどれも素晴らしく(とくに「泉川」!!)、列車の揺れともあいまって(走り出す前に飲み始めていたけれど)、極上の酔い心地を体験することになった。
その酔いが吹っ飛ぶほど、自己紹介の濃いこと、濃いこと。一行は、T氏が声をかけたメンバー、呑み鐵さんが声をかけたメンバー、今日初対面の鉄道ライターのSさんが声をかけたメンバーと大きく3つに分かれ、順に「鉄」分が濃くなっていくのが自己紹介が進むにつれて如実にわかる。
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12月04日(金)
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