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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ ちいさいパーンツに憧れる、たま2才11か月。
こないだ産んだばかりのような気もするが、2006年8月22日生まれの娘のたまは、あと一か月で3才になる。2才最後のキャッチフレーズを考えるにあたり、この一か月を振り返りつつキーワードを挙げてみた。「夏の扉を開けた」。生まれて初めて髪を切ったのが6月の終わり。これは結構な事件。「どすこいバレリーナ」。足を高く上げる一発芸の「バレリーナ」が進化し、四股を踏んで「どすこい」と着地するオチがついた。

笑いを取ることにいちだんとサービス精神を働かせるようになり、お風呂上がりには両肩から下ろしたタオルを胸の前でクロスさせ、「ちゅばさのおばあちゃん」(千代がいつも着ている着物のつもり)とおどける。四角いお皿を直角に組み合わせて、「パソコン」という一発ギャグも編み出した。器用に皿を動かして開閉させ、ノート型パソコンのつもり。「お笑いに目覚めた」一か月でもあった。

以前、2歳児のネーミングセンスについて日記に書いたが、皿からパソコンを連想するやわらか頭には驚かされる。近所の東洋大学の入口にある噴水を見て、「みんなシャンプーしてるね」。「こないだばったり会ったお友だちが99(=ショップ99)に今日もいたらびっくりだね」と言うと、「99にモーモいたらびっくりだね」と切り返す。そりゃあ牛がいたらびっくりだ。この後、「99にじーじいたらびっくりだね」と続き、言葉遊び好きはわたし譲りのよう。「コピーライター入門」、いや、むしろ、わたしのほうが刺激をもらっている。

ダンボールに詰めていた絵本を棚に並べるようになったおかげで、絵本を手に取ってくれることもふえたけど、やっぱり映像が大好き。ビデオで観るか、パソコンでYouTubeを観るか。「なんかみるー」はすっかり口癖になった。とりわけ、「クイールわんわんに夢中」。『子ぎつねヘレン』『天使の卵』のプロデューサーの榎望さんと『子ぎつねヘレン』『ぼくとママの黄色い自転車』のドッグトレーナーの宮忠臣さんが参加し、『天使の卵』の戸田恵子さんが出演されている映画『クイール』にはまり、毎日のように「クイールわんわんみる!」とせがんでいる。

あんまり何度も観るものだから場面の順序や台詞を相当覚えてしまい、怖い蛇と小林薫さんが出る場面が近づくと隠れ、自転車を指差して「これ、障害物」とクイールに教える場面では、「これは しょうがいぶつじゃないよ。じてんしゃだよ」と画面に突っ込み、「あなたは うんめいの こよ(あなたは運命の子よ)」と劇中の台詞を突然口走る。「映画のビデオで英語を学ぶ」の日本語版といった感じで、言葉が豊かになるのはうれしいけれど、ビデオ漬けは心配。朝ドラ「つばさ」にも反応するようになり、今朝は「ゆうかちゃん、こなかったね」と言っていた。出ていない登場人物のことを気にしたのは初めて。

「自転車のスピードを知った」、これは最近のビッグニュース。半年ほど言い続けていた二人乗りの夢がかない、もっと乗りたいと泣きじゃくるほど夢中になった。お友だちの家から借りた電動ママチャリを返すのが怖かったが、3日間乗って気が済んだのか、返した後はあっさりした反応だった。スピード狂なのか、「飛び出し注意」は頭の痛い問題。車道に向かってドンキホーテのように駆け出すことが度々あり、そのたびに寿命の縮む思いをしている。川越のカフェの店内から飛び出したときには、わたしの悲鳴も飛び出した。通行人に体当たりしていなかったら車にぶつかっていた。「つばさ」の人出に命拾いした格好だが、どうやったら車の怖さをわかってくれるのだろう。


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07月23日(木)
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