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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ なりきり芝居で女優開眼!?たま2歳6か月
娘のたまは、今日で2歳6か月。朝起きてトイレで用を足し、今日が誕生日のわたしの母に電話口で「ハッピーバースデー ディア おおさかばあば〜」と歌ったあと、子ども椅子をひっくり返した「電車」に乗り込んで車掌さんごっこを始めた。「つぎは〜せんごく〜せんごく〜」などと言いながら、リズミカルに左右に揺れ、一人で機嫌良く遊ぶ傍らで、わたしは、朝食の支度。この一か月でトイレと一人遊びがずいぶんうまくなって、だいぶラクさせてもらっている。おむつはまだ外れないけれど、トイレでの成功率が上がったので、保育園から持ち帰るおむつが減るにつれて、おむつを買いに行く回数も減った。

一人遊びがうまくなったのは、自分を遊び相手にできるようになったということ。一人で車掌と乗客を演じたり、ぬいぐるみたちのお世話ごっこをしたり(保育園に持って行くタオルを掛け布団と敷き布団にして、ぬいぐるみをねかしつけたりする)、想像力を働かせて遊べるようになった。アンパンマンばかりかトントン(おっぱい)まで友だちに加えてしまう頭の柔らかさは、さすが子どもだなあと思う。1月末に大阪に帰ったとき、わたしの実家に着いて、「トントンもおおさかきたんだね」と歓声を上げたのには、「来てないと困るがな」と突っ込んでしまった。おっぱいをねだられるたびにわたしが「いまでかけてます」「まだ保育園から帰ってません」などとはぐらかしてからかっていたのが膨らんで、たまの頭の中でトントンは自在に動き回れる生き物になったらしい。

「たまちゃんじゃないよ。あかりちゃんよ」と別な女の子になりすます遊びも始まった。あかりちゃんの出所はいまだに不明だけど、いつも洋服をくれる「みなみちゃん」になりすますこともある。たまちゃんでもあかりちゃんでもみなみちゃんでも、変わるのは名前だけで性格までは演じ分けられていないところがご愛嬌。「じゃああかりちゃん、たまちゃんのパパとおふろ入る?」と聞くと、「あかりちゃんのパパだよ」と親まで変身を求められる。

このところのお風呂遊びは「ほいくえんごっこ」。わたしの誘導にしたがって、登園してからの生活を演じる。「おはよう。みんないるよ、まず手を洗ってね」と言うと、手を洗い、タオルで手を拭く。朝のおやつを食べ終えて、ブロック遊び。隣で遊んでいるのは誰というのも、ちゃんとたまの頭にある。「○○ちゃんはブロックあそびしないよ」とお友だちの性格もよくわかっている様子。「じゃあ散歩にいきますよ」と声をかけると、お友だちや先生の分の帽子や上着を出してきて、着せて回る。帽子のゴムをかけたり、上着の前を留めたりと芸が細かい。出かける前に胸を張ってトイレへ行進。わたしをトイレに見立てて腰掛け、用を足すふりをする。この表現力は『ガラスの仮面』北島マヤばり顔負け、コメディエンヌの才能もあるぞと親バカぶりも成長(増長)中。


朝食の後、わたしが仕事する間、たまはパパと公園に行き、帰りにケーキを買ってきた。誕生日の記念にお皿に字を描こうと思い、冷蔵庫を開けてペンになるものを探す。いつのものかわからないチョコレートは古すぎたのかうまく溶けず、黒みつでは色が薄すぎ、チューブのバジルペーストで「たま2.5」と描いた。2歳5か月にも見えるが、まあ誤差だ。子育ては小さなことにこだわらないことが大事。たまは割り箸を筆にして黒みつお絵描きを楽しんだ。


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02月22日(日)
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