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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ 子守話32『バナナとみかづき』
なぜかお月見の季節がとっくに終わった今週突然「うーさぎうさぎ 何見てはねる?」の歌を歌い出した娘のたま。メロディが気に入ったのか、「バーナナバナナ、なにみてはねる」という替え歌まで飛び出した。それを聞いて、バナナと三日月のお月様は似ているかもとひらめいたのが、今日の子守話。
子守話32 バナナとみかづき
そらにうかぶみかづきをみあげて、バナナがいいました。「みかづきさん、みかづきさん。あたしとおなじいろ、おなじかたちをしているのに、どうしてあなたはそんなたかいところから、あたしをみおろしているの」。だけど、みかづきはこたえずに、しずかにやみをてらしていました。バナナはくやしくなって、みかづきにむかってとびあがりました。けれど、ほんの1ミリほど、はねただけでした。みかづきはまだまだとおくにいて、じんわりとひかっていました。まるでみかづきにわらわれたようで、バナナはますますくやしくなりました。とそのとき、バナナのからだがふわりとうきました。みかづきにちかづいたぞ、とよろこんでいるうちに、バナナはするするとふくをぬがされて、たべられてしまいました。
12月18日(木)
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