ID:93827
脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
[786674hit]
■ 秋刀魚と電車目当てに銚子へ 2日目
一家でやってきた銚子の2日目。娘のたまが6時前に目を覚まし、早朝の漁港を散歩。倉庫の屋根に止まったカモメたちを「ことり ならんでるね」と指差し、「ことりはとってもうたがすき」と歌い出し、散歩中の犬を見て「おしり ふってるね」、壁の落書きを見て「じじ かいてるね」。たまの口から言葉があふれ、いつの間にそんなにしゃべれるようになったのと驚く。一緒に暮らしている家族でも、旅に出ると発見がある。
朝食は焼いた秋刀魚。脂の乗った身のほとんどはたまの胃袋へ。朝からごはんが進み、おひつは空っぽ。昨日の夜も今朝も、うちの一家がいちばんよく食べたのではないだろうか。
宿のご主人の運転で犬吠埼の灯台まで送ってもらい、99段の狭い階段を登って見晴らし台に出る。以前よりも高所恐怖症がひどくなったようで、足がすくんで膝が痺れるように痛む。キンキンズキズキ、膝が頭痛になったような感覚。


灯台から10分ほど歩くと、銚子電鉄の犬吠駅。バブル時代の名残のリゾートペンション風駅舎の前に古い車両を改装したレストランがある。たまは運転席に陣取って運転士気分。ドリンクが300円、手作りプリンとのセットが400円。迷うことなくプリンつきに。小ぶりながら卵度が高く、素朴な甘みがおいしい。激しく「す」が立っているところも手作り感たっぷり。つみれ入り魚麺(300円)は、半分食べてもこのボリューム。


犬吠駅ではおばちゃんがその場で醤油を塗って焼いているできたての「ぬれせん」を買って食べられる。醤油の焼ける香ばしいにおいに誘われて、一枚。さらに、電車に乗って観音駅まで行き、名物たい焼きを一匹。
観音を見て(どう見ても大仏に見えたのだけど、あの方が観音だったのだろうか。たまも「だいぶつ」と指差していたけれど、どこで大仏なんか覚えたのだろう)、魚市場のほうへ歩き、市場前にあるお店の魚の活きの良さと値段の安さに驚く。秋刀魚は6〜8匹で千円。中には「18匹千円」のものも。八百屋では「里芋一袋50円」。車だったら買い込んで帰るのになあと嘆いたのだけど、結局買い物ができた。知人に紹介された地元の人に連絡を取ると、その方が車でおすすめの店に案内してくれたのだった。マリンパークでふえすぎたペンギンを譲り受けたペンギンを見られるという京成ホテルの駐車場にも連れて行っていただく。上野動物園よりも近い目の前でペンギンを見られて、たまは大喜び。水に飛び込もうとしているペンギンたちに「がんばれ〜」の声援を送ったところで力つきて眠り、帰りの高速バスが東京駅に着くまで眠り続けた。
11月03日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る