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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ フォトグラファー内藤恵美さんの写真
「プロフィール写真を送ってください」と言われるたびに困る。子どもの写真は撮るけれど、自分が写ることはめったにない。第1回万葉ラブストーリーのポスターには、娘が生後6か月のときにフォトスタジオで撮った写真を切り抜いて使った。あごの真下に娘の頭があるので、ずいぶんバランスの悪いトリミングになった。第2回のときに「他の写真を」とリクエストされて、セルフタイマーで撮ったものを送ったら、なかったことにされたのか、前回と同じ写真が使われていた。第3回はそろそろ別の写真にしないと年齢詐称になりそうだし、プロフィール写真ぐらい作っておかなきゃと思い、フォトグラファーの内藤恵美さんを思い出した。
知り合ったのは、雑誌の取材。内藤さんが撮ってくれた写真をわたしが気に入り、内藤さんもわたしの作品を読んだり観たりしてくれるようになった。その後もう一度取材で再会したときの写真もとてもよく撮れていて、いつかじっくりと撮っていただきたいなあと思っていた。「プロフィール写真を撮っていただけませんか」とひさしぶりにメールを送ると、「思い出していただいてありがとうございます」と返信があり、「せっかくだからご家族の写真も撮りませんか」。ありがたい提案に飛びついた。
先週土曜日、光が降り注ぐ最上階のスタジオで行われた撮影は和やかで、楽しくて、1才の誕生日の記念写真を撮ったフォトスタジオではぐずりっぱなしだった娘のたまも終始ごきげんだった。カメラを向けられるのが苦手なわたしもリラックスできて、よくわかってくれている人に撮られるのってラクだなあと感じた。

一時間ほどかけて撮ってくれた写真約200枚を焼いたCDが今日到着。早速スライドショーで楽しむ。遠近感のある構図。寝転がったたま。カメラを意識していない顔。自分でも知らないようなとっておきの表情を本当に上手にとらえていて、写真って瞬間をつかまえるものなんだなあとあらためて思う。「今井さんに会うと、いつもワクワクする」と言ってくれる内藤さんのまなざしが、わたしのいいところをしっかりつかまえてくれて、ワクワクする写真になっている。
プロフィール写真はどれにしようか、候補はたくさんあるけれど、一人で写っているものより娘と一緒に写っているもののほうがいい表情をしている。たとえば、手をつないだ娘に視線を投げかけているこの顔(切り抜き)。
びっくりするような謝礼で引き受けてくださった上に、添えられたカードには「私の写真にたくさん写ってくださってありがとうございます」。こんな気持ちでわたしも書いていきたいなあと背筋が伸びた。
09月11日(木)
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