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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ マタニティオレンジ144 離乳食も食いだおれ
離乳食がはじまって初めての旅行とあって、レトルトの離乳食を買い込んだ。「鮭ごはんと豆腐そぼろ」「炒飯と八宝菜」など定食屋のランチのような献立になっていて、大人の非常食にもなりそう。非常食にはお守り代わりのようなところもあるが、レトルト離乳食も、「いつでもあげられる」という安心感を持ち歩くことができる。レンジであたためるとよりおいしいらしいが、常温でも食べられる。
やわらかくて薄味であれば大人と同じものをずいぶん食べられるようになっているので、外食先でも間に合ったりする。土曜日はうどんすきを分けられたし、日曜日はベーカリーレストラン「サンマルク」の食べ放題のパンを夢中で食べていた。ミルクパン、レーズンパンのレーズンがないところ、オニオンパン、よもぎパン、くるみパンのくるみのないところ、チーズパン……。焼きたてのふわふわパンはいくらでも入るらしい。赤ちゃんのたまは頭数にカウントされていないけれど、無料でこんなにいただいていいのかしら、と申し訳なくなるほどだった。昨日のホテルの朝食バイキングも、カレーのナン、豚まんの皮、湯豆腐、肉じゃがなどなど、たまが食べられるものが十分あり、レトルトの封を開けるまでもなかった。「食いだおれ」文化に染まっているのか、大阪に来てからたまの食欲はますます旺盛になっている。
豚まんの皮といえば、わたしが地球上でいちばん好きな食べ物、大阪名物551の蓬莱の豚まんの皮をはじめて食べさせたら、目を輝かせて食いついていた。好きな食べ物も遺伝するのだろうか。もしかしたら、たまにとっても、今まで食べた中でいちばんおいしいものなのかもしれない。食いだおれでいちだんと丸くなったたまがムチムチの豚まんにかぶりつく姿を見て、「共食いやなあ」と母が笑っていた。
07月10日(火)
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