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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ 『散歩の達人』大塚 駒込 巣鴨
めったに雑誌を買わないわたしがときどき買って愛蔵版にしているのが、『散歩の達人』。よく行く町が特集されている号を読むと、「知っている店や場所が紹介されているうれしさ」と「おなじみの町の穴場を知る驚き」を味わえて、二倍楽しめる。ひさしぶりに近所の本屋に行くと、散歩コースの大塚・駒込・巣鴨が取り上げられた2007年1月号を発見。発売から2か月経っても、地元なので平積みになっている。
紹介されているお店にはすぐさま行きたくなってしまうが、今は「子連れで行けるかどうか」が大きなポイント。大塚にある「ダッチオーブン&アウトドアクッキング ガウチョ(GAUCHO)」というお店は、アウトドアと名乗るからには大らかに受け入れてくれるのではなかろうか、と勝手に期待する。写真を見る限り、店内も広々した感じ。お店のサイトを見たところ、スイーツも自慢とあり、ますますそそられる。で、スイーツの説明を読むと、「ハーブ料理研究家 松永梨杏(rina)」さんの手作り、とある。どこかで聞いた名前だと思ったら、映画『ジェニファ 涙石の恋』にヘアメイクで参加されていた人。ヘアメイクと料理の両方できて、作品によってメイクを担当したり消えものを担当したりしているという多才な方。直接面識はないのだけど、mixiでつながってメッセージ交換をしている。
そんな偶然もうれしくて、今日はダンナとベビーカーにのっけた娘のたまとともにガウチョへ。ボリューム満点の豪快なアウトドア料理とは違い、ランチはこじんまりしたサイズ。
でも、ベビーカーのまま店に入れて(床は土を敷いてある)、こあがりに子どもを転がしておけたので、ゆっくり食事できたのが何より。お楽しみの梨杏さんのデザートは、フルーツケーキとストロベリーのスコーンを注文。ほっとするようなやさしい味で、お店の雰囲気にぴったり。こちらももう少しボリュームがあるとうれしかった。物足りなく感じるのは、おいしくてペロッと平らげてしまった証拠。今度はメニュー豊富な夜に行ってみたい。
大塚から歩いて帰る途中に通りがかる「パティスリー228」が「プリンがおいしい」と紹介されていたので、買って帰り、ご近所仲間のKさん宅さんに寄って一緒に食べる。「散歩の達人で紹介されてた」と話すと、「うちもその号買ったよ」とK夫妻。
今日は大塚界隈を散歩したけれど、わたしがよく行くのは「おばあちゃんの原宿」巣鴨。地蔵通り商店街には健康スポットや健康グッズに店がやたらと多く、店先にババシャツがはためき、歌声喫茶から懐メロが聞こえる。ポップや看板の文字の級数も心なしか大きい気がするが、巣鴨特集号の「商店街ぶらぶら節」と銘打った商店街探索のページには「商品をわかりやすくするためか、説明過剰気味なポップや看板が楽しい」というくだりがある。それで思い出したが、地蔵通り商店街の突き当たり、都電の踏切を渡った少し先に、とても気になる看板がある。すべて手書きのその看板でいちばん大きく書かれているのは「足っぽ」の三文字。足つぼではなく、足っぽ。けれど、「足にできた突起物」などと意地悪な解釈をする人はおらず、常識的な想像力で補って「足つぼ」と正しく理解されている様子で、一向に訂正される気配はない。さらに、「足っぽ」の上には、「WHO推奨」と堂々とうたっている。World Health Organizationともあろうものが巣鴨の怪しげな店を推奨するわけがあろうか。はたまた別物のWHOか(Warm Heel Onlyとか?)。まさか本家WHOの白書にASHIPPOが登場していたりして……。そんな想像をかきたててくれる。
03月17日(土)
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