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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ 同窓会は最高のセンセイ

いざ同窓会当日。仕切りならまかせてのマキがクルマの手配までしてくれて、10:20に家の近くまでノボルッチが迎えに来てくれ、わたしの後にマリちゃん、マキを拾って会場へ。
11時に幹事が集合し、まず自己紹介から。450人の大きな学年だったので、顔しか知らない人も多いし、顔も知らない人もいる。東京在住リモート実行委員のわたしは口だけ出して、手足を動かすのを地元実行委員に任せていたのだけど、完璧なまでに準備が整っていたことに感心、感激。
わたしの本日初仕事は、カラーコピーしてラミネート加工した卒業アルバムを貼りだすこと。高倉台小学校、三原台小学校各6クラス、三原台中学校11クラス。ホワイトボードにカラフルなポスター(ミワちゃん作)を貼ったり、ポラロイドカメにフィルムを詰めたり、集合写真の返信用封筒に各自住所を書いてもらうための「見本」を用意したりしている間に受付開始の12時になり、同級生や先生方が続々登場。「わー」「きゃー」「わかる?」「覚えてる!」と感動の再会が繰り広げられる。
8月時点で80名だった参加表明者が日に日に増えて、10名の先生方も合わせると120名の出席となった。オレオレ詐欺と間違われながらクラス名簿頼りに電話かけまくった子、首にアイスノン当てて同級生の実家200軒にチラシを配った家庭訪問部隊(団地の階段がきつかったらしい)たちの積み上げた数字。話題をふりまく名人だった佳夏も、最後に自分の蒔いた種がこんなおおごとになってびっくりしているかもしれない。「100人超えるのはすごいことですよ」と会場の支配人。これだけ幹事が打ち合わせに足を運んだのも珍しいらしく、地元の交渉部隊はすっかり会場スタッフと顔なじみ。
13時過ぎ開会。司会はリレー形式で、開会の挨拶はわたし。今日来るのにみんな勇気出したと思うけれど、連絡のつかない同級生や先生方を探し出すためにもっと勇気を出し、汗をかいた地元実行委員がいたこと、この同窓会のきっかけとなった同級生の佳夏のことを話し、乾杯の音頭のノリオにつないだ。ノリオのしゃべりの引力は今日の収穫。間の取り方、言葉の選び方、惚れ惚れするほどうまくて、会場の関心を見事に引きつけていた。乾杯に続いて、ヨーコが来席の先生方を紹介。小学校と中学校の先生が同席する同窓会は珍しいと思うし、戸惑われた先生方も多いだろう。転入出の多い学年だったので、小学校だけの同級生も中学校だけの同級生も一同に会せるように「小中学校合同」というスタイルを採った。
ナカノ先生の発案で、最後に先生代表にしていただく予定だったスピーチを一人一言テーブルスピーチに切り替え、急遽フルッピを司会に任命。アドリブとは思えないユーモアの効いたコメントをはさみながら、上手に先生方の言葉を引き出してくれた。フルッピも普段から司会慣れしているのか、続いてのゲーム大会の司会もつなぎの言葉が実になめらか。司会に事欠かない学年だったとは。
百円争奪じゃんけんゲームの優勝者は、同級生のミヤが連れてきた、3歳ぐらいの男の子。「勝ったというより、負けてもらっただけだから」とミヤが遠慮し、戦利品の大量の百円玉は二次会資金に寄付された。
BGMは小中学校時代の流行歌。リクエスト曲のリストを会場側に出し、カラオケでかけてもらっている。CDを買って編集するより手間も省けて、グッドアイデア。
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10月30日(日)
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