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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ なんだかモヤッとする文京区育成室保育料激変値上げ
現場で子どもと接している人が十分にもらっていないのでは、という声。
49人の常勤職員の内訳も気になるところ。
「そもそも人件費を計算に入れるのはおかしい」という声も。
月々4万2100円かかっているという根拠も、25%という料率の根拠も不明瞭。
なので、区が挙げている「1万円」という数字には説得力がない。
でも、区側はこの「1万円」になるべく早く近づけたくて、年に千円ずつ上げるところは守りたい様子。
平成14年から10年間月額4千円を守って来たのに、ここに来て3年連続千円の値上げ。さらにその後も1万円に近づけていきたいという。
わたしもここは黙ってはおれぬと質問。
「せめて5000円に値上げして数年据え置く考えはないんですか?」
答えは「ありません」
「過去に文京区でこれだけ劇的に受益者負担増を強いた例はありますか?」
答えはこれまた「ありません」
もちろん、そういう答え方はしなくて、6%ぐらい値上げした例を出して来たのだけど、「全然ケタが違いますよね?20%級の値上げを3年連続ですよ?」
金額だけでいうと、数年前の保育料の値上げのほうが大きかったけれど、今回問題なのは、その「値上げ幅」。財政状況が悪化しているわけでもないのに、なぜ「激変」値上げを急ぐのでしょう。
くどいですけど、年に月額千円ずつアップ(年1万2千円)の3年連続は、「激変」です。いきなり1万円に比べて「緩和」と呼ぶのはふさわしくありません。
しかも、「減免規定の見直し」により、これまで「義務教育未修了児童がいる世帯は保育料2割減」だったのを廃止するという。つまり、「月々4千円の2割減で3200円」を心づもりしていた世帯は、25年度は「月々3200円のはずが1800円負担増の5千円」になる計算。月々800円が3年分積もると、800円×36か月=28800円。これに先ほどの7万2千円を足すと、3年で100800円の負担増となる。
またまたわにに換算すると、127.9冊。(127冊+おつり724円)













さて、この「2割減額」を受けている人数は?
「現在育成に通っている1144人中、過半数の577人」とのこと。
きょうだいのいる方々、2割減額廃止は大問題です!
一方、「住民税所得割4万円以下世帯は5割減額」を代わりに実施の予定で、こちらが適用されるのは1割程度の予想とのこと。
「文京区の財政状況は厳しくないのに、なぜ今急な値上げが必要なのか?」
「財政が逼迫している目黒区では、今度値上げして8千円になるらしいが、無料の区もある」
「23区でトップクラスの保育料になってしまうが、サービスは充実していない」
「値上げするのなら、運営時間の拡大を。(保育園は7時15分からなのに育成室は8時45分から。子どもに鍵を預けて先に出る親も)」
といった意見が出るなかで、「子育て支援を諦めるのか?」「文京区は子育ての看板を下ろすべき」といった区長への手厳しい意見が目立った。
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07月12日(木)
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