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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ 思い出とご縁のフレンチ「シェ ルネ」最後の晩餐
偶然のようでもあり、必然のようでもあり。縁って面白い。楽しくて、ワインが進んだ。もちろん、あらためて力強い感動を届けてくれた食事たちの力も大きい。



別れを惜しむ常連さんたちで、店は満席。名前をようく存じ上げているあの作家さんが、これまたようく存じ上げている装幀家さんと飲んでいた。美保子さんは開高健さんや椎名誠さんとテーブルを囲んでいた若い頃の思い出話をしてくれた。その頃を知っている人には、なおさら名残惜しいだろう。

先日訪ねた本郷三丁目のロシア料理店「ベスナー」は今宵、7年の歴史を閉じたが、店はそこに集う人と作られて行くものであって、その店がなくなるということは、場所がなくなる以上にぽっかりと何かが失われる気がする。けれど、何十年も店を切り盛りして来たシェフ夫妻の顔は晴れやかで、これからの計画を生き生きと語るのだった。感傷を感じさせないのではなく、通り越したのかもしれないし、店を閉じてから、淋しさはやって来るのかもしれない。

わたしがルネで食事をしたのは、片手では足りないけれど両手では余るぐらいの回数だろう。それでも、一回一回の食事に深い感銘を受けた。あのアスパラとトマト、ステーキの味は、ずっと忘れられないだろう。

しみじみと、最後の晩餐を味わった。
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そんな考えから生まれた歌『春の小川2004』→ http://j.mp/jeIz8G QT @y_kurokuro 「地球は、親の代から預かって、子孫に譲り渡す『借り物』」という考え方もあるようです。借りているものだから、次代の人たちも気持ちよく使えるようにしておかなければ
posted at 17:14:00

6/16付読売「顔」に「しあわせ節電」を訴える言語社会学者の鈴木孝夫さん。「地球を所有する」という発想に膝を打つ。「地球も自分のものだと思えば大事にするし、節約も楽しんでできる」。物を捨てられなかったわたしが「家がもったいない」と発想を変えた途端執着を断てた、その超拡大版。
posted at 15:20:44

タイトルと作者から満足保証されている『県庁おもてなし課』(有川浩)。今すぐ読みたい。 http://t.co/FfFdbIS
posted at 10:39:55

【たま語】鳥のさえずりで目覚めて「じょうずだねえ。かまくらのしーでぃーをきいたのかなあ」。鎌倉の友人宅で鳥の鳴き声の録音CDを聴いたのが印象に残っている様子。それを聴いた鳥が真似してさえずっているという発想は大人にはないですねえ。
posted at 09:40:34

06月24日(金)
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