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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ 鎌倉山の陶芸教室と『静辰』
陶芸教室に出た後は、器を見る目もいつもより観察深くなる(器を勉強するために、「いいお店」を知っている陶芸家は多いのだとか)。陶器の平皿にパンが盛られているのが新鮮。このパンが外はカリッ、中はモチモチ、後に続く料理への期待を否応にも高めてくれる絶妙な味。
ひと皿目は、パンによく合うよう計算された塩加減のパテ。ターメリックで味つけしたタマネギと里芋を添えて。タマネギはあまりに美しく澄んだ黄色に染まり、これは何だろうかと一同で答えを出し合ったけれど、正解はいなかった。
ふた皿目は、魚介のカルパッチョ。たまがむさぼるように食べた。彩りも楽しい生野菜はシャキシャキとした歯ごたえで新鮮そのもの。
三皿目は、大きなほたて貝の殻を器にしたきのことほたてのグラタン。これまた、たまが半分以上食べてしまった。
四皿目は、イカスミのたきこみごはん。とっても辛い大根が添えられていて、ちょっとずつ混ぜて食べる。こんなもの、食べたことない。
そして、デザートは、ふわふわの雪玉のようなまあるいチーズケーキ。danchuに作り方を紹介されたときの記事が壁に貼ってある。シェフの川口氏の看板メニューの様子。たまの食いつきはすさまじく、皿に鼻をつけんばかりに身を乗り出し、「うめー」とうなりながらほとんど平らげてしまった。
厨房から出て来たシェフに、「おいしいです!」を連呼するたま。浴びるほど称賛を受けてきたと思われるシェフも、「子どもは正直ですよ」とうれしそう。たまは厨房まで追いかけ、なおも「おいしいです!」。一食でずいぶん舌が肥えてしまった気がする。椅子にじっとしていない子ども連れでコース料理を最後まで味わえるのは貸し切りだからこそ。ゲストブックに名前を求められたが、次回訪ねたときに今回と違うメニューを出すためなのだそう。
鎌倉山から鎌倉駅へ向かうバスが一時間に二、三本ほどしかないので、歩きながらバスを待つことに。あと少しでバス停というところで追い抜かされること二回。足が疲れてバス停で休んだら、今度は40分以上待たされた。でも、両側にこだわりの注文建築の家が並んでいたり、かわいいパン屋さんがあったり、歩いていて楽しい道だった。
10月13日(月)
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