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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ マタニティオレンジ311 東京ディズニーシーでパークデビュー
もうひとつ欲張って、ロストリバーデルタにあるハンガーステージで「ミスティックリズム」を鑑賞。すごい、という評判を聞きつつ、見るのは初めて。花火や火や水を使った仕掛けに巻き込まれるなら前のほうの席がおすすめとも聞いていたので、一時間前から並んで最前列の真ん中を陣取る。ジャングルに住む動物たちと精霊のダンスは躍動感にあふれ、生命の鼓動が伝わってきて心を揺さぶられる。目の前で太鼓が打ち鳴らされ、頭上を空中バレエが行き交い、数メートル先で火や水が吹き、水しぶきがまき散らされ、たまは目も口も開きっぱなし。大音量を怖がるどころか喜んでいる様子で、最後に客席に向かって噴射された霧にも大人のほうが驚いた。
大人好みなショーをおとなしく見てくれた反面、マーメイドラグーン(人魚姫アリエルと海の仲間たちが住む世界)には腰が引け、「ワールプール」(海草のコーヒーカップ)でぐるぐる回ったのが怖かったのか、さっさと出たがった。「海底2万マイル」の小型潜水艦の中でも表情は固く、アラビアンコーストの「キャラバンカルーセル」(メリーゴーランド)も、乗る前は張り切っていたくせに、動き出すと「おりる」「やめて」とべそをかいた。強がりなくせして、怖がり。「シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ」(シー版「イッツ・ア・スモール・ワールド」)は安心して楽しめたようで、降りるなり「もう一回」と言った。「エレクトリックレールウェイ」や「ディズニーシー・トランジットスチーマーライン」(蒸気船)に乗せたときの反応はいまひとつだったのに、降りて乗り物の形が見えると、「あれ のる!」とせがむのがおかしかった。
日が暮れてきて、最後に入ったのがアラビアンコーストの「マジックランプシアター」。3Dメガネをかけて飛び出す映像を楽しむ魔法のランプの精ジーニーのショーで、帰り道、「何がいちばん面白かった?」と聞くと、たまは目を指差して「め!」(メガネ)。わたしがディズニーランドのキャプテンEOの3D映像に衝撃を受けたのは高校生のときだった。2才前の初体験は、どえらい衝撃だったかも。夜のショーの前に引き上げ、舞浜駅まで戻ってきたディズニーリゾートライン(今日乗ったすべての乗り物で、これがいちばん気に入った)のミッキー型の窓に向かって、たまは「ミッキー!」としきりに手を振っていた。「また来る?」と聞くと、「くる!」。親子でこれから何回インパークできるかな。
07月13日(日)
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