ID:93827
脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
[787391hit]
■ 母の気持ちで……映画『犬と私の10の約束』(脚本協力)
最後のクレジットロールで「脚本協力」に自分の名前を見つけて、あっと驚いた。実は数日前、1月下旬に出る秋元良平さん(『クイール』などのスチールを撮られている写真家)の写真集『犬と私の10の約束』の中で「約束」が使われるにあたり、「訳:今井雅子」の名前を出して、プロフィールに「『犬と私の10の約束』脚本協力」と記します、という電話をプロデューサー氏からもらっていた。本のどこかに小さく入るんだろうなと思っていたら、表紙に「写真 秋元良平」と同じ級数で「訳 川口晴/今井雅子/澤本嘉光」と刻まれていて恐縮したのだが、映画のフィルムにまでクレジットされていたとは。そうと知りせば、年賀状で『子猫の涙』とあわせて宣伝して、「犬猫キャンペーン」ができたのに! 飲み会から手ぶらで帰ったつもりでいたら、脱いだ上着のポケットにプレゼントが忍ばせてあったような、うれしさとドキドキを味わった。(後日、この写真集の装丁を手がけたのが、広告会社時代に席が隣で、誕生日も隣同志で、ネスカフェこれコレにもお隣りの32番で参加していて、『出張いまいまさこカフェ』を連載中のフリーペーパーbukuのデザインも手がけている名久井直子嬢だと知り、さらなるおまけにびっくり!)


『クイール』のビデオや『マリと子犬の物語』の広告に食いついた娘のたまは、わたしのバッグからプレス用パンフを目ざとく見つけて取り出し、「わんわん!」と大興奮。写真のソックスにじゃれついたかと思うと、びりびりと一気に表紙を破いてしまった。一歳児なりの愛情表現なのだろうか。記念に取っておこうなんて親の気持ちはおかまいなし。かわいいけれど世話が焼けて、無邪気ゆえに乱暴で、幼な子って犬みたいだ。「私と気長につきあってください」「言うことをきかないときは、理由があります」……犬との「約束」は、わが子と向き合う教訓にもなる。
01月29日(火)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る