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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ 函館映画祭1 キーワード:ふたたび
パコダテ人ふたたび
■平日の夕方なので、パコダテ人にどれだけお客さんが入るか気を揉んだが、上映前から長い列ができていた。大正湯のおじいちゃんと、大正湯ななめ向かいに住むカメラ道楽の吉田さんが、連れ立って見に来られていた。「しまった。今日はカメラをもってないや」と吉田さん。小山さんが挨拶したキレイなお姉さん二人組は、湯の川観光ホテルのフロント係の方。地元の女優さんかと思った。■関係者試写で二回見たので、これで三回目。函館で地元の人たちと見ているという感覚がまた新鮮。舞台挨拶では、わたしも前に出て、少ししゃべる。シナリオコンクールの審査員だったじんのひろあき氏が「普通だったら、こういう企画は映画化が難しいから、まず落とされる。よく形にしたと思う」とスピーチ。ほんとにそうだ。札幌テレビの 原さんが「良かったよー。泣いたよー」と握手を求めてきた。「家族の話あり、差別の話ありで、見応えあったよ」とほめちぎってくださる。
■長い間、「映画化作品が生まれないコンクール」だった映画祭のシナリオコンクール受賞作から、今年は一挙に二作品が映画化された。もうひとつの作品は、鵜野幸恵さん脚本の『オー・ド・ヴィ』。フランス留学中の鵜野さんは絵も料理もプロの腕前でソムリエの資格も持っているとか。そういう多才な面が作品にもうかがえる。監督は『洗濯機は俺にまかせろ』の篠原哲雄さん。「同じテツでも大人のテツと子どものテツです」と前田さんが監督対談で言っていた(写真はダブル"哲"監督)が、どちらも函館を舞台にしているのに、まったく違った印象の作品に仕上がった。監督のテイストの違いでもあるし、「見られる街・函館」が表情豊かな証拠なのかもしれない。主演の小山田さゆりさんがゲスト参加されていたが、すごくかわいい人だと思った。
■オープニング・セレモニーで、この日16才の誕生日を迎えたあおいちゃんに、サプライズがあった。ろうそくのついたバースデーケーキが運ばれ、『害虫』で主演女優賞を受賞したばかりのナント映画祭のトロフィーが手渡された。ロケ地の映画祭で主人公の年に追いつくなんて、神様が仕組んだ憎い演出みたい。
■ウェルカムパーティーでは、遺愛学園のロケのとき、一緒に電停で踊った女の子が「覚えてますよー」と声をかけてくれた。わたしもよく覚えていた。うれしい再会。いろんな人が「良かったですよ」と言ってくれ、こそばゆい。
田森君ふたたび
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11月30日(金)
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