ID:87518
与太郎文庫
by 与太郎
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■ 敗者の条件 〜 あつものにこりてなますをふく 〜
 
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20160806
 
 Ex libris Web Library;武田 邦彦 ブログ
…… 北朝鮮のミサイルを防衛できず(2)自衛隊は日本人を防衛可能か?
https://www.youtube.com/watch?v=kBCEXcBbEq4(10:21)
 
♀横田 めぐみ 19641005 東京 /19771115(13)新潟で失踪(夕刻)
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20041115 不埒! 〜 横田家の二十七年 〜
 
https://twitter.com/awalibrary/status/761785366894346240
 
 ねげちゃさんのコメントは、模範解答として、よくまとまっています。
 ただし、娘を拉致された横田夫妻が、これを読んで「なるほど、そう
だったのか」と共感するものではありません。(コメント欄削除)
 
 もちろん武田教授も「そりゃま、そうだな」と考え直さないでしょう。
 日本で学んだ者なら、誰もが聞きかじった知識だからです。
 ではなぜ自衛隊が内閣に(39年間も)軍事的奪還を進言しないのか。
 
 鳥越 俊太郎は、終戦時に15歳(実は5歳)だったと誤算しました。
 横田夫妻は13歳3ヶ月と9歳半、武田教授は一歳2ヶ月でした。
(わたしは6歳7ヶ月で、玉音放送を聞いた最後の国民学校一年生です)
 
 わたしの幼児記憶では、当時の大人たちは(心身ともに)疲弊して、
いかなる屈辱を受けても、二度と争いたくない、と決意したようです。
 みんな黙々とラジオに耳を傾け、議論する者はいなかったのです。
 
 さらに付け加えるなら、そこは京都三条大橋の近辺でした。
 したがって、東京・沖縄・広島・長崎のような戦争体験はありません。
(その日、併合を解かれた朝鮮人が喜んで踊った話も聞いていません#)
 
 九月に連合軍が進駐する日は、母など新しいモンペに着替えて町内を
清掃しながら、わが子に「アメリカの兵隊さんが来るさかい、きれいに
せな」と言いました。米兵にチューインガムを貰った記憶はありません。
 
 武田教授は江戸っ子なので「わが子を誘拐されて黙ってなるものか」
という発想は(いまとなっては)当然のようですが、それなら横田夫妻
や拉致被害者の家族たちの温厚すぎる態度は、あまりにも不可解です。
 
 わたしの視点によれば、玉音放送の情況を見聞した日本人ならではの、
いわく言いがたい無力感が、深層心理として残存しているのでしょう。
 いわゆるサヨクの「九条信仰」も、ここに原点があるはずです。
 
…… 羹に懲りて膾を吹くように、用心深く身の安否を顧みよ《楚辞・九章》
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Kenji/1373/kotowaza1/page12.html
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…… 曹長であった息子を捜し求め、痛ましい思いを抱いて戦場をうろ
ついた。科学には国境はないが、科学者には祖国がある(パスツール)。
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 ジェームス・三木 脚本 19350610 満州 /10歳2ヶ月(#)
── 《澪つくし 19850401-1005 NHK》未検証
 

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(20160806)
 
〔追記〕
 
 当時(19771115)の総理大臣は、池田 勇人(没後12年)ではなくて、
福田 赳夫(72)が正しい。武田 教授は、拉致された年を誕生年月日と
誤ったので、いわばケアレス・ミスにすぎない。
 
 ふだん、この音声ブログは「コメント欄」がないが、今回なぜか二通
のコメントが寄せられていた。一通は年代の誤りを指摘し、もう一通は
自衛隊が出動しない理由を解説していた。
 
 そこで与太郎は、さらに自分のブログを紹介して、私見を述べた。

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08月06日(土)
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