ID:87518
与太郎文庫
by 与太郎
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■ 露越同舟 〜 此岸から彼岸過迄 〜
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20090920
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Ex libris Awa Library;《如望忌 20090311 阿波文庫》表紙
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20090930
漂着記念日 〜 The 350th anniversary of landing 〜
切符売場で「おとな一枚ください」(別稿・地獄のお札)
お花畑を歩いていくと、舟に乗ろうとする内村副学長に出会った。
「やぁ、なんだってこんな処にいるんだい?」と話しかける。
彼は、照れくさそうに横を向いて「呉越同舟や」とつぶやいた。
小脇に抱えているのは、ドストエフスキーとゴダールらしい。
二人で三途の川を渡ると、有賀牧師が自転車に乗ってあらわれた。
「アリガよ、お前もか」と叫ぶと、彼は自転車のスタンドを立てて、
われわれの舟に乗りこんできた。
タヌキとミヤタがヨットで、何やら笑いながら、通りすぎて行った。
田村くんが、岸辺の岩にもたれ、オンザロック(Tad on the Rock)
をスコッチづつ飲んでいる。そこで船頭に「舟を岸へやっとくれ」と声
をかけ「舟もいいが、毎日々々だと退屈だ」(落語・欠伸指南)。
さらに、ゴリと河原が連れだって来たので「地獄の沙汰も金次第」と
いうから、船頭のチップをどうするか聞いてみる。みんなが黙りこんだ
ので、ゴリがしぶしぶ「ここは、オレが持つ」と云った(ゴリのおゴリ)。
みると、船頭に領収証を書かせているようだ。
船頭が「宛名は“上様”でよろしいか」などと確かめている。
チップの領収書など聞いたことはないが、これで経理が通るのかな。
舟が着いたのは、ロダンの《考える人》などが居ならぶ地獄門だった。
ただし工事中なので、切符売場はなく、門番も居ないようだ。
八人でゾロゾロ入っていくと、内部はシスティナ礼拝堂だった。
なぜか《最後の審判》と《最後の晩餐》が向かいあっている。
与太郎が「審判を受ける前に、腹ごしらえしよう」と提案していると、
竹内くんが山の上から、馬場くんが川の中から泳ぎながら現われた。
「馬場くん、もう身体をきたえる必要はないんちゃうか」とひやかすと、
「いちおう献体の申込みしてるんで、健康でないとあかんのや」という。
なるほど、三献の茶、頼朝の故事など、あわせて三成(*1)だったか。
氷の上を滑ってくるはずの佐々木が、ローラースケートでやってきた。
「街なかは、スケートに限るぜ」と笑っている(同窓会始末)。
これでちょうど南極越冬隊と同じ十一人になった。
与太郎は、断酒したので、ノン・アルコールのドリンクを注文する。
あれれ、内村はビーフ・シチューとワインを注文してるぜ。
有賀は、キシメンを立ち食いしはじめた。
ゴリは、河原にすすめられて、桃と焼芋を両手に持っている。
竹内は、大腸ガンを患ったのに、色つきのカクテルを舐めている。
馬場は、缶ビールを掲げ、お点前の手つきで乾杯している。
願はくは花のもとにて春死なむ そのきさらぎの望月のころ(西行)
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20090311
如月の望月 〜 花のもとに生れて死なむ 〜
(20090814-0920-0923)(20111010)
09月20日(日)
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