ID:87518
与太郎文庫
by 与太郎
[1058531hit]
■ 僕党忌憚 〜 ハンカチ老人物語 〜
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20090404
画像=dunhill
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20080601
YSL 〜 靴は良し、ネクタイ悪し、ロゴいまいち 〜
「お嬢さん、ハンカチを落としましたよ」
「あら、ごめんあそばせ。お礼に、お家に寄ってくださいましな」
あまりにも切ない表情と仕草に、否応なしに頷いてしまう。
招じられるまま応接間で待っていると、立派な器に紅茶が注がれた。
日が暮れると、ローソクの灯る食堂に案内された。
甘い酒と、香ばしい料理の数々に、永遠の刻が流れていく。
そうこうするうち「泊まってらっしゃいよ」と云われて眠りこむ。
夜中に、もぞもぞするので、なにげなく引きよせると、あの娘だった。
おそるおそる抱きしめると、まるで抵抗する気配がない。
どうしてこんな美女が、おれのような男に、と疑問がよぎる。
たとえ策略であっても、この場から立ち去る男はいないだろう。
そういえば、最初から好意をもっていたのかもしれぬ。
彼女の心を捉えてしまったからには、世間に見せびらかしたい。
いままで、おれを馬鹿にしてきた連中や、蔑むような目付きで過ぎ
ていった通行人どもに、おれの女(情婦)を見せてやるのだ。
翌朝、その家を出て歩きだすと、いそいそと彼女が従いてくる。
おれの後ろ姿に、うっとりしているにちがいない。
おれは胸を張って、通行人どもを見くだしながら進んでいった。
やがて、向こうからヨロヨロと歩いてくるみすぼらしい老人に出合
った。どうせおれに道をゆずるにちがいない。
ところが老人は、わざと肩をいからせ、ますます顎をあげてくる。
あやうく衝突しそうになって、やっとこさ避けることができた。
「無礼者め」と呟きながら、よく見ると、どこかで会った顔である。
生意気に彼奴も、おれの真似をして、醜い老婆を従えていやがる。
┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
↓=Non-display>>
不終物語 〜 つづかないはなし 〜
808 :余太郎:2008/05/20(火) 19:53:43 ID:m33WU7T50
>>761
もちろん、自腹さ。それがいやなら、診断書を取って警察に被害届を
出してから弁護士を訪ね、約50万円前払いして、民事裁判を起こす。
たいがいの弁護士は、忙しいからといって断わるだろう。
そもそもこの話の顛末は、居合わせた乗客の中に、身分いやしからぬ
紳士が登場し「困ったことがあれば相談に乗りたい」と名刺を出す。
きみが紳士のオフィスを訪ねると、美人秘書がお茶を運んでくる。
「ところで、きみはいま、どんな仕事をしているのかね。なに失業中?
それはいけない、明日からでもわが社で働いてくれないか」
さらに会話は弾んで「ところで、きみには特定の女性が居るかね」
ここできみは、胸をはって答える「いままで一人も居ません!」
「そうか、それはさいわいだ。ところで、うちにお転婆娘がいるんだが、
なぁに、さっきお茶を運んできた秘書なんだが、つまりその……」
(つづく)
821 :名無しさん@八周年:2008/05/20(火) 19:57:15 ID:d7lxFvWR0
>>808
つづきwktk
── wktk とは:(VIP語)ワクテカ(ワクワクテカテカ)の省略形。
期待でワクワクテカテカしているさま。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/wktk
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1211256781/
04月04日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る