ID:87518
与太郎文庫
by 与太郎
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■ 不亦君子乎 〜 後輩を先輩が迎える 〜
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20071203
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/list?id=87518&pg=000000
http://www.enpitu.ne.jp/tool/edit.html
Ex libris Awa Library;国際ホテルロビー
むかし、八戸空港に降りたつと、真っ暗闇であった。
タクシーで、予約した旅館に向う途中も、ネオンの気配がない。わず
かに一軒だけストリップ劇場らしきものを通りすぎた。
冬の東北では、夜歩きする者など居ないのだろう。
旅館に着くと、年配の女中が、ていねいに応対してくれた。
ほとんど東北なまりを感じなかった。
ところが、廊下に他の女中が通りかかって、声をかけたので、二人の
会話が始まると、もう何を云ってるのか分らない。同じ日本語とは思え
ない勢いだった。(200306‥)〜 旧稿《空とぶ与太郎》より 〜
1973年冬ごろ、与太郎は、青森県八戸(はちのへ)を二度訪ねている。
一戸(いちのへ)から九戸(ここのへ)まであるという。
※ 他に東亜国内航空(札幌〜八戸、愛媛〜岡山)など。
一戸という苗字の、自称経営コンサルタントに会ったこともある。
とても風変わりな紳士で、喜怒哀楽の変化が激しかった。
なにより「東北なまり」については、顔色を変えるほどムキになった。
── 「八戸(はちのへ)」は全国ネームだと思いますが「三戸」をご
存じの方は少ないと思います。この「〜のへ」実は一から九まで「四」
以外は全て存在します。── 青森県温泉文化レポート
http://csx.jp/~gokujou/O-Aomoriken/aomori.htm
◆ 湯けむり対話 〜 五十の手ならい 〜
A:航空会社に勤めていると、空港のない町には旅行しないんだろ?
T:北オーストラリアで、建物のない空港がありましたよ。砂漠の中を
迎えのバスが来るまで、翼の下で待たされました。
T君とは、四十年以上前に、山奥の宿に泊まったことがある。
(せっかくの湯殿だったから、互いに背中を流しっこすればよかった)
T:センパイは、カタカナですか、ローマ字ですか?
A:君が40年前、オリベッティのカナタイプをすすめてくれたんだ。
ただし、カナタイプで手紙を出すと、一度たりとも返事が来なかった。
そこで、ワープロを始めるにあたっては、ローマ字に決めたんだ。
亡くなった佐々木くんが、ハンバーガー・ショップを出すにあたって
アメリカ(マクドナルドもふくめて十数社)に資料を請求したんだ。
すると、多種多様な返事が戻ってきた。
その手紙の山を見せてくれたが、まさに百花繚乱だったね。
優雅な印字から瀟洒なレイアウト、毒々しいデザインまで、つまり、
ピンからキリまであって、これが市場経済の顔だったんだ。
T:センパイは(年令のわりに)パソコンにくわしいですね。
A:ぼくらの世代は、どうも絶滅世代だね。多くの友人たちも、メール
どまりで、引退すると、キーボードから離れてしまう。
二十歳のころからエクセルのような機能を求めていたんだ。
なぜか、伝票や年表に強い関心があったからだ。
いまも、コンピューターを理解できない世代が、国家を指導している。
1980年代、中古品の邦文タイプを買って挑戦してみたが、筆圧が調整
できないので、句読点(。、)を打つたびに首をすくめている、とても
実用にならなかった。電動式も出現したが、あまりに大げさだった。
1984年ごろ、データ・ブックを完成するため、初期のワープロなどを
導入することができた。ただしまだ、人まかせだった。
事務所を閉じて一人になったので、強い意志で取組む決心をした。
もとは、オペレーター(怒れる十二人の女たち)に丸投げしていた。
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20030929
さらば、カード 〜 怒れる十二人の女たち 〜
ぼくは、切実な二つの課題(自伝と暦法)があるから、パソコンから
離れられなくなった。新聞も書籍も(できればテレビにも)サラバして、
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12月03日(月)
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