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与太郎文庫
by 与太郎
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■ 三月三日三重奏曲 〜 黄金の三大トリオ 〜
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20070303
◆ “三大ピアノ三重奏曲”
── ハイドン《ピアノ三重奏曲第1番ト長調》カザルス・トリオ(詳細不詳)
── ベートーヴェン《ピアノ三重奏曲 Op.97 変ロ長調“大公”18110303 作曲》
── チャイコフスキー《ピアノ三重奏曲 Op.50イ短調 188203‥ 初演》
巌本真理さんによれば「弦楽四重奏はヴィブラートまで揃える」ので、
いわば個性を閉じこめるが、黒沼 俊夫氏は「ピアノ・トリオなんかだ
と奏法や楽器よりも、名人が三人あつまればいいんです」と云う。
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19690712
── 《日本の弦楽四重奏談 @巌本真理弦楽四重奏団》
古今のピアノ・トリオにおける代表的名曲は“大公”とみられるが、
実は(演奏家にとっても聴衆にとっても)それほど面白くはない。
ただし、これが壮大な構想をもっていることは一目瞭然である。
── ベートーヴェンの古典的な時代を燦然と閉じる作品97《ピアノ
三重奏曲 変ホ長調〔大公トリオ〕》の楽譜に“三月三日三重奏曲”・
“一八一一年三月二十六日完了”と書き込んでいる。
── 小松 雄一郎・編訳《ベートーヴェンの手紙 19820118 岩波文庫》
── ベートーヴェン《ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調“大公”Op.97
18110303-0326 作曲 18140411 初演》誤=19140411
◆ “不滅のトリオ”1905〜1933“カザルス三重奏団”
はじめてハイドン《ピアノ三重奏曲》の楽譜(ポケット・スコア)を
見たとき、なんだか裏切られたような気がした。三重奏曲というものの、
チェロのパートはピアノの最低音そのまま(通奏低音)だったのである。
すぐに興味を失ったが、あるとき何かの偶然(名曲喫茶)でレコード
を聴いて、とても驚いた。みごとな音程で、全体を引きしめているのだ。
ただし、ところどころカザルスの呻り声(?)まで録音されていた。
もはや神のごとき存在になったため、カザルスのやることなすことは、
なにもかも偉大だという風潮には不満だが、それにはそれなりの理由が
あるわけだ。
国連コンサートで最後に演奏された《鳥の歌》は、カザルスの名演奏
を代表するものではない。彼の政治的メッセージは二次的なものであり、
弦楽技法における革新的成果に比べれば、補助的活動にすぎない。
カザルス(Pau Casals i Defillo',)“表現する音程”
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19731022
カザルス年譜
ティボー,My favorite Violinists
http://www5e.biglobe.ne.jp/~yuko_vn/Thibaud.html
── 《ヴァイオリン吉見由子(よしみゆうこ)のHP》19xx年6月14日生
Casals, Pau 18761229 Spain 19731022 96 /Cello
Cortot, Alfred Denis 18770926 Switzland 19620615 54 /Piano
Thibaud, Jacques 18800927 France 19530901 72 /Violin/3度目の来日途中に航空事故死
── 27年(1952)に ピアニストのコルトー氏が訪れたときに 客間
に飾っておいた茶碗が気に入ったとみえて これをゆずってくれ とい
うのです これは茶碗だから 高いですよ(笑)何に使うのですか と
尋ねたら 彼いわく 眺めてみたり花を活けてみたい というのです
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19690626
── 《一聴一席C清水焼・開窯200年》
◆ “百万ドルのトリオ”
ルビンシュタイン(Artur Rubinstein)
ハイフェッツ(Иосиф("Яша") Робертович Хейфец
[Iosif Robertovich Heifetz]
フォイアーマン(フォイエルマン)
ピアティゴルスキー“Grisha”
Rubinstein, Arthur 18870128 Poland America 19821220 95 /Piano
Heifetz-Ruvimovich, Jascha 19010202 Russia America 19871210 86 /Violin
Feuermann, Emanuel 19021122 Kolomyia America 19420525 39 /Cello
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03月03日(土)
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